「受験の天王山」とよく言われる夏は、勉強で挽回するのに最適な時期。2020年は夏休みが短くなる学校が多いものの、まとまった時間を取れるタイミングには変わりありません。
限られた時間を有効活用するには、「何で勉強するか」「何に気をつけて勉強するか」が大切。これらについて解説するため、ぜひ親子でチェックしてほしいと思います。
夏は1年の折返しで、受験まであと半年ほど!「何で頑張るか」を決めたら、あとは集中学習!
7月や8月から考えると、中3・高3生にとっては受験まであと半年ほど。年明けは受験に向けて本格的にバタつき始めるため、実は半年もないくらいの時期といえます。
つまり、「夏は絶対に頑張る時期!」なのです。
ただ、今まで勉強をあまりしていなかったのに、自分だけでいきなり頑張ろうとしても難しいもの。どうやって勉強するか、「環境」を整える必要があります。
夏から勉強を頑張るなら、大きく次の3つがおすすめ。自分に合いそうなものを選んで頑張りましょう。
【夏から挽回するために効果的な勉強方法】
- 学習塾や予備校の夏期講習・勉強合宿
- 家庭教師で1対1の集中学習
- 進研ゼミやスタディサプリを自分でガンガン進める
学習塾や予備校の夏期講習・勉強合宿
「よし頑張ろう」というときに多くの生徒さんが利用するのが、学習塾や予備校の夏期講習。夏休みを使って集中的に学習でき、苦手克服や得意を伸ばす勉強ができます。
また、最近は勉強合宿に参加する人も多く、こちらも夏の勉強にぴったり。合宿形式だと周りの人も頑張っているため、刺激をもらいながら勉強できます。
学習塾や予備校は、「1人では勉強できない」「どうしてもだらけてしまう」という場合におすすめ。講師やスタッフがモチベーションを上げてくれて、一緒に頑張る友達もできるかもしれません。
全国に480以上の教室がある「個別指導塾スタンダード」では、学費応援のキャンペーンをやっています。個別指導なら先生にしっかり見てもらえるため、近くに校舎があれば考えてみてほしいと思います。
家庭教師で1対1の集中学習
集中学習に最適な方法としてもうひとつ、「家庭教師」が挙げられます。
家庭教師は1対1で教えてもらえるため、勉強が苦手だったり理解に時間がかかったりする場合でも大丈夫。解き方や勉強の仕方も教えてもらえて、受験情報も先生を紹介してくれる「家庭教師センター」から提供してもらえます。
「とにかく勉強が苦手」「リードしてもらわないと進まない・・」「シッカリ勉強したい」という場合、家庭教師はとても効果的。1対1での授業は先生と生徒お互いが気をつければ、感染リスクも抑えられます。最近はオンライン指導に対応している会社も多いため、こちらも相談して決めると良いです。
家庭教師は高いイメージがありますが、大手だと確かに月3〜4万円と高め。ただ、準大手なら月1.5〜2.5万円ほどでお値打ち。準大手でも良い先生はいるため、しっかり教えてもらえます。
家庭教師センターはたくさんありますが、「家庭教師 比較くらべーる」というサイトなら、地域で人気の家庭教師センターをまとめて検索できます。学年とお住いのエリアを入力するだけで評判の会社を提案してもらえて、請求した資料から体験授業の申込みもできます。便利なので、ぜひ使ってみてください。
▶「家庭教師・比較くらべーる」の公式サイト・家庭教師センター比較
進研ゼミやスタディサプリを自分でガンガン進める
お子さんが自分で勉強できそうなら、質の良い教材を用意しましょう。ベネッセの「進研ゼミ」かリクルートの「スタディサプリ」はおすすめです。
進研ゼミは以前から人気のある、よく知られた通信教育。最近は質がさらに上がっていて、わからない問題の質問や学習相談もできるようになっているため、続けやすくなっています。基礎固めから問題演習まで教材が充実しているため、進研ゼミだけでも相当な力がつくはず。
リクルートの「スタディサプリ」は最近人気のサービスで、スマホやタブレットで動画を見ながら学べるのが特徴。月1,980円と値段もとてもお値打ちで、有名予備校や学習塾の講師が授業を担当しているため質も良いです。
勉強が大切とはいえ、子供はついダラけがち・・(汗)気をつけるべき3つのポイント
ここまで、夏に挽回するための勉強方法・環境づくりを解説しました。ただ、お子さんが「頑張ろう!」と決めても、3日も経つとついダラけてしまうことはよくあります(汗)先に対策しておくと、こうした失敗を避けやすくなります。
保護者さんとしてできることは、大きく次の3つ。できれば全て気をつけてみるのがおすすめです。
【保護者として、子供のモチベーションを保つためにできること】
- 「朝は絶対やる」「ごはんの前に勉強する」など、勉強する時間を決めさせる
- 「各科目で、何でどこまで勉強するか?」夏の勉強計画を立てるよう伝える
- 「勉強した?」とこまめに声をかけ、「頑張ってるからね」と料理などで頑張る
「各科目で、何でどこまで勉強するか?」夏の勉強計画を立てるよう伝える
子供が「明日から本気出す!」と言っても、やるべきことが具体的になっていないと続きにくいです。「何を勉強しよう」「どこから始めよう・・」と迷っているうちに、モチベーションが落ちてしまいがちです。
こうならないためには、最初にやるべきことをハッキリさせておくことが大切。「先に計画を作ってから勉強してね」と伝えておきましょう。
ただ、子供によっては、自分で計画を立てられないことがあります。学習塾や家庭教師の先生は計画の立て方や学習の方針までアドバイスしてくれるため、方向性を決める意味でも役立ちます。
「朝は絶対に勉強する」「ごはんの前に勉強する」など、勉強する時間を決めさせる
勉強する時間が決まっていると、習慣になりやすいです。「勉強しないとな〜」と毎日重い腰を上げて取り組むより、無意識のうちに勉強するほうが早く進みます。
こうした状況を作るには「朝は絶対に勉強する」「ごはんの前は勉強する」など、お子さんに時間を決めてもらうことが大切。
個人差はありますが、2〜3週間ほど同じ時間に勉強していると、それが普通になります。自然と「今日も頑張ろう」と机に向かえるようになるため、最初は時間を決めて習慣づくりに取り組みましょう。
「勉強した?」とこまめに声をかけ、「頑張ってるからね」と料理などで頑張る
子供のモチベーションを切らさないためには、お母さんやお父さんからも声をかけることが大切。
- 「勉強してる?」
- 「今日はもうやった?」
- 「お、頑張ってるね」
上のような感じで、お子さんに良い意味でのプレッシャーをかけましょう(笑)
ただしあまり頻繁に言いすぎると、逆にやる気をなくしてしまう原因にもなってしまいます。加減は難しいところですが、「様子を見ながら、ほど良いタイミングで」を心がけて、声かけをしてみてください。
夏をしっかり過ごせば、秋以降の勉強は挽回できる!
夏は誰にとっても重要な時期。もちろん遊びや思い出づくりの楽しみも良いものですが、勉強もやはり大切です。
勉強の仕方を決めたら、あとはそれに集中してひたすらやるのみ。学力は勉強の積み重ねで、やればやった分だけ伸びていきます。夏の頑張り次第で秋以降の勉強は十分に挽回できるため、ぜひスイッチを切り替えて取り組んでみてくださいね!