家庭教師センターには、「大手」と「中規模」のサービスがあります。大手は「トライ」と「学研」、中規模は「ノーバス」「あすなろ」「デスクスタイル」などのサービスです。
ノーバスやあすなろも会員数は多いので大手と考えて良いかもしれませんが、やはりトライと学研は誰でも知っているブランド力があります。そのためここでは大手家庭教師センターを、トライと学研のみとします。
家庭教師を考えるときは、「やっぱりトライかな」のように考えることは多いと思います。ただ、中規模のサービスにも良いところはあり、「それぞれがどんなサービスか」を知って検討することが大切です。そこでここでは、大手と中規模家庭教師センターのメリット・デメリットを紹介します。
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大手と中規模のサービスで違う点は?
実は大手でも中規模のサービスでも、「子供に合った講師を紹介してもらえる」「登録している講師が充実している」「講師だけでなく、家庭教師センターのスタッフもサポートしてくれる」という点は共通しています。
「先生に自宅へ来てもらい、勉強を教えてもらう」という点では、正直なところ大手と中規模のサービスであまり差はありません。トライや学研はもちろん、ノーバスやあすなろの先生でも、きちんと指導をしてもらうことができます。
「トライや学研は大手なので、安心感がある」と考える方は多いですが、「何となく」で決めていることがよくあります。「大手とそれ以外の家庭教師センターで、はっきり違う点は何なのか」を理解しておくと、サービスを比べるときに役立ちます。
プロ講師に教えてもらえるのは、大手のサービス
まず、大手と中規模のサービスは、「プロコースがあるかどうか」という点が違います。トライと学研はプロコースがあり、経験豊富な講師に教えてもらうことができます。
たとえばトライはプロ講師の基準が「経験年数10年以上」となっており、実力の高い先生に教えてもらうことができます。
高校受験に向けて勉強したい場合、プロでなくても「高学歴な一般の先生」で対応できます。ただ、より万全の体制で臨むなら、プロ講師に指導を頼むほうが良いでしょう。
子供が中学生の場合、家庭教師の一般的な相場は2~3万円です。これに対してプロ講師の場合、5~10万円かかることも普通です。かなり高い金額なので、予算についてはよく考える必要があります。
また、「絶対にプロ講師のほうが一般の講師より良いのか」というと、実はそうではありません。
プロ講師は確かに経験豊富なのですが、逆に「年齢が高く、子供が親近感をもちにくい」というデメリットがあります。どんどん勉強するタイプの子供にはプロ講師がぴったりですが、子供が「自分で勉強できない」「勉強へのやる気が湧かない」のような場合、大学生や20代の社会人など、若い一般講師のほうが合うことは多いです。
あすなろやデスクスタイルなどの中規模サービスは、「親近感のある指導」ということをコンセプトにしています。在籍する講師は大学生が中心で、「勉強が苦手な子供の気持ちを理解しながら指導する」という方針をとっています。
費用が安いのは中規模のサービス
中規模のサービスが支持されているのは、「費用が安いから」です。
たとえば「あすなろ」では、週1回(月4回)で60分の指導なら、月16,000円ほどで教えてもらうことができます(住んでいる地域によって少し料金が異なります)。週1回(月4回)90分の指導なら、月20,000円ほどです。
中学生向けの学習塾や個別指導塾は、12,000~15,000円ほどが相場。この費用に比べると少し高いものの、家庭教師に「もっと高いイメージ」をもっている人は多いと思います。
中規模の家庭教師センターは良心的な価格で利用できるため、大手に負けない人気があります。管理人も特にノーバスとあすなろは、長年の実績があって体制も整っているため、良いサービスだと考えています。
プロコースを利用するなら大手を選ぶと良いですが、大学生や20代の若い講師に教えてもらいたい場合は、ノーバス・あすなろ・デスクスタイルなど、中規模のサービスも考えてみると良いでしょう。
教材が用意されているのは中規模のサービス
大手と中規模の家庭教師センターで大きく違う点として、「教材」が挙げられます。
トライや学研などの大手では基本的に、学校ワークなどの「手持ち教材」を用意して指導を受けます。これに対して中規模の家庭教師センターは、手持ちの教材で授業を受けることも、用意されている「オリジナル教材」を購入して授業を受けることもできます。
子供によっては、「何を使って勉強したらいいのか分からない」ということもあります。こうした場合、家庭教師センターの教材を使うのもおすすめです。家庭で教材を準備する必要がなく、センターにお任せできます。
また、家庭教師センターのオリジナル教材を使うと、スタッフもテキストの内容を把握しています。そのため「これから1ヶ月で、テキストをどのくらいまで進めばいいんだろう」のような相談を、先生にもセンター本部にもすることができます。
また、家庭教師センターのオリジナル教材を使っても、使わない場合とあまり大きく費用は変わりません。オリジナル教材を使わない場合は教材費のかわりに、センターのスタッフがサポートを行うための「管理費用」がかかります。そのため教材を使うにしても使わないにしても、上で紹介した月16,000~20,000円くらいの費用になります。ちなみにオリジナル教材を使う場合、管理費用は教材代に含まれるような形になります。
ただしオリジナル教材は「購入」することになるため、もし家庭教師を途中でやめてしまうと支払いが残ってしまいます。オリジナル教材を使おうか考える場合、体験授業で「家庭教師を続けられそうか」「オリジナル教材が見やすく、分かりやすそうか」をよくチェックしてほしいと思います。
違いを理解して、家庭教師センターを選ぼう
ここでは「大手と中規模の家庭教師センターに、どのような違いがあるか」を解説しました。
どちらのサービスでも、先生に勉強をしっかり教えてもらうことができます。また、サポート体制が整っている点も同じです。
違う点としては、大手にはプロコースがあり、中規模のサービスにはありません。そのかわり中規模のサービスは月額料金が安価で、オリジナル教材を用意していることが多いです。
管理人の個人的な考えでは、
子供が勉強嫌い → ノーバス・あすなろなどの中規模サービス
がおすすめです。ほとんどの家庭教師センターは無料で体験授業を受けられるので、実際に授業を受けたり話を聞いてみたりして検討してみてほしいと思います。
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