お子さんが発達障害グレーゾーンの場合、高校受験はとても心配なもの。本人に勉強を任せても復習が進まなかったり、勉強しているようで「理解した気になっているだけ」ということもあったりします。
親御さんもお子さんを見ていて不安が募る方が多いため、体調・ストレスには気をつけてほしいところです。
高校受験に向けてしっかり勉強するなら、やはり塾や家庭教師が効果的。ただ、「大手だから大丈夫だろう」とは考えず、お子さんのペースに合わせてじっくり教えてもらえる会社を利用するべき。特におすすめの会社を紹介します。
お子さんが発達障害グレーゾーンの場合、1対1指導の家庭教師が安心
塾と家庭教師を比較すると、発達障害のお子さんには、グレーゾーンの場合を含めて家庭教師のほうが向いています。
その理由は、「家庭教師は1対1の指導で、先生にきめ細かく教えてもらえるため」
学習塾の場合、1対2や1対3の個別指導でも、先生が生徒さん1人を指導する時間は短くなりがち。多動症や注意欠陥、集中力が途切れる傾向のあるお子さんは、先生がずっと見てくれる形式のほうが安心です。
塾でも1対1の完全個別指導はありますが、家庭教師のほうが一般的で、利用しやすいです。
発達障害のお子さんの指導実績が豊富で、専用コースがある会社もある
家庭教師といえばトライや学研が大手で人気ですが、どちらも発達障害コースはありません。トライや学研でもグレーゾーンのお子さんの指導は対応してくれますが、会社によっては「発達障害の生徒さん専用のコース」を設け、より親身な指導・サポートを提供してくれます。
こうした会社は専門知識のあるスタッフと、さまざまな生徒さんの指導経験やコミュニケーション能力が豊富な先生に教えてもらえるのが主な特徴。発達障害のお子さんが高校進学を果たした事例などもたくさん蓄積しているため、候補として考えてみるのもおすすめです。
家庭教師の会社は体験授業を受けられるため、お子さんが嫌がらなければ2〜3社ほどで体験してみて、ベストな会社を選ぶのが良いでしょう。
発達障害グレーゾーンのお子さんに対応している、おすすめの家庭教師会社
発達障害のお子さんの指導実績が多いのは、以下の3社。大手と合わせて、検討してみてください。
家庭教師ノーバス「こころの未来コース」
家庭教師ノーバスは、関東・東海エリアでサービスを展開する、準大手の家庭教師会社。地域の学習塾も運営しているため(個別指導塾ノーバス)、しっかりした体制の会社です。
ノーバスには「こころの未来」というコースがあり、不登校や発達障害のお子さんに寄り添う指導を行ってくれます。グレーゾーンのお子さんも、性格や傾向に合わせた受験指導はもちろん、いつでも相談できるのが助かるポイント。お子さんだけでなく親御さんも相談できる「こころの相談室」は、いざというときに安心です。
家庭教師ファースト「発達障害コース」
全国にサービスを展開している家庭教師会社、家庭教師ファースト。こちらも「発達障害コース」を設けており、お子さんの特性・傾向に合わせた指導と、独自の学習ツール(マイスタディシートなど)で、高校受験に向けてしっかりと勉強に取り組めます。
また、ファーストは「実際に担当となる先生で体験できる」というのも特徴。
家庭教師会社の体験授業は、体験授業を担当するスタッフと実際に指導をする先生が変わるのが一般的。これではミスマッチが起きることもあるため、ファーストは体験で教えてくれた先生がそのまま担当となるシステムになっています。
家庭教師あすなろ
親近感のわくホームページで人気な「家庭教師のあすなろ」は、勉強が苦手なお子さんに好評の会社。発達障害の専用コースはないものの受講を考えるご家庭も多く、サイト内には発達障害関連のコンテンツもあります。
あすなろは大学生の先生が中心で、お兄さんやお姉さんのような雰囲気で、楽しく教えてくれるのが特徴。「いかにも勉強」という雰囲気を出さないことで、勉強への集中が続かないお子さんでも取り組みやすくなります。授業がない日もLINEで質問できるサービス「LINEでお悩みお助け隊」も追加料金なしで利用できるため、こちらもおすすめです。