家庭教師は不登校のお子さんにも効果的。
ただ、始める前はイメージがわかず、
- 「どんな形で授業をするんだろう・・」
- 「うちの子に合うのかな」
- 「息子が本当にやっていけるのか不安」
ということもあると思います。
そこでここでは、不登校のお子さんが家庭教師を利用する場合の、モデルケースを紹介します。おすすめの家庭教師会社と合わせて解説するため、参考にしてほしいと思います。
家庭教師は不登校のお子さんに適した勉強方法。無理なくしっかり勉強できる
家庭教師は、
- 先生による1対1指導で、学習効果が高い。
- ペースを合わせて教えてもらえる。
- お子さんと相性の良い先生を紹介してもらえる。
- 周りの目を気にせず勉強できる。
- 授業の曜日・時間帯・授業時間・授業回数を自由に選べる。
というメリットがあります。
不登校のお子さんは時間があるものの、1人で計画的に勉強できる子は少数派。どうしても「明日でいいや」となりやすく、そのまま勉強が遅れてしまいがちです。
家庭教師なら家に先生が来てくれる、またはオンラインで授業を受けられるため、無理なく勉強できます。また、毎週の授業があることで、勉強の習慣づけができるのも良いところです。
家庭教師は高い?良心的な会社を利用すれば、意外とお値打ち。中学生で月1.5〜2.5万円が目安
家庭教師といえば高いイメージがあるかもしれませんが、最近は意外とお値打ち。学習塾と比べても、すごく高いわけではありません。
もちろん大手だと高くなりやすいですが、準大手や中規模の会社なら、中学生のお子さんで月1.5〜2.5万円ほどが目安(月4回授業・1回60〜90分の場合)。まずまず利用しやすいです。
「中小企業のサービスで大丈夫なの?」と思うかもしれませんが、結局のところ家庭教師で最重要なのは「先生の質」。テレビでCMが流れていなくても良い先生を揃えていて、親身にサポートしてくれる会社はあります。
家庭教師は対面だけでなく、オンライン授業も可能。先生が家へ来ることに抵抗があるならおすすめ
多くの家庭教師会社は最近、オンライン指導も対応できるようになっています。
お子さんが不登校で「先生が家に来るのは抵抗がある・・」という場合、タブレットやPC(パソコン)などでのオンライン授業を希望すると良いでしょう。
家庭教師の授業ペースは、お子さんの学力・様子に合わせて。モデルプランを紹介
ここからは、家庭教師で授業を受けながら日々の勉強をする場合の、モデルプランを紹介します。
もちろん紹介するプランがベストというわけではなく、これを参考に、お子さんが取り組みやすい形で家庭教師を活用してくださいね。
まずは英語・数学の基礎固め。「あすなろ」や「ガンバ」で週1〜2回・1回60〜90分の授業を受ける
勉強があまり得意ではない、むしろ苦手なお子さんの場合、「家庭教師のあすなろ」がおすすめ。
あすなろは大学生の先生がお兄さん・お姉さん的な雰囲気で、親身に楽しく教えてくれる家庭教師の会社。不登校生や発達障害のお子さんの指導も経験豊富なため、いつでも相談でき、しっかりとサポートしてもらえます。
お子さんが中学生の場合、まず大切なのは「英語」と「数学」。2科目をしっかりこなすには、
- 月4回(週1回)1回90分
- 月8回(週2回)1回60分
このどちらかがおすすめです。
月4回(週1回)・1回90分で受講する場合
週1回の授業でも、90分なら英語・数学とも密度の高い学習ができます。ほかの日は自習の時間をとることで、無理なく学習が進められます。
あすなろの場合、月4回(週1回)・1回90分での料金は月20,200円(税込。関東エリア・オリジナルテキスト利用の場合)。もちろん安くはありませんが、まずまず利用しやすい金額だと思います。
ちなみに関東エリアにお住まいなら、あすなろと似たサービスの「ガンバ」も良いです。こちらも大学生の先生が気さくに教えてくれて、料金はあすなろとほぼ同程度。ガンバの代表さんにはお話もうかがいましたが、生徒さん・親御さんのことを親身に考えて運営されている姿勢が印象的でした(インタビューはこちら)。
月8回(週2回)・1回60分で受講する場合
週2回ペースで授業を受ける場合、1回60分でもOK。英語・数学の授業を毎週1回ずつ受けることで、しっかりと土台を身につけられます。これくらいなら学校のペースにも遅れずついていけます。
また、ほかの日も自習ができるとさらにGOOD。もちろんすぐに上のようなスケジュールを組む必要はなく、自習時間も少しずつ増やすほうが無理なく取り組めます。
あすなろの場合、月8回(週2回)・1回60分での料金は月24,200円(税込。関東エリア・オリジナルテキスト利用の場合)です。
英・数に加えて、国・理・社もカバー。「あすなろ」「ガンバ」で週3〜4回・1回60分の授業を受ける
予算に余裕がある、またはもっと授業を頑張りたい場合、週3〜4回ペースで授業を受けることもできます。これくらいになると家が学校のようになり、毎日の学習ペースを作れます。
月12回(週3回)・1回60分で受講する場合
授業回数を増やす場合に気をつけたいのが、「消化不良にならないようにする」ということ。
家庭教師の授業はお子さんのペースに合わせて行われるため、ムダが少ないです。濃い内容をしっかり吸収するには、授業の復習も大切。
できれば授業後に30〜60分ほどの自習時間をとると、知識を定着させながら学習を進められます。また、授業がない日は、毎週のおさらいをざっとしておくと良いでしょう。
月16回(週4回)・1回60分で受講する場合
週4回のペースで家庭教師を利用するご家庭はかなり少ないですが、これだけ授業を入れれば、主要5科目全てを見てもらえます。
オンライン授業なら「WAM」がお値打ち。授業は1回40分も可能で、お子さんの精神的な負担が小さい
- 「まずは小さな負担で始めたい」
- 「オンラインで授業を受けたい」
という場合、オンライン家庭教師の「WAM(ワム)」という会社がおすすめ。WAMは全国に個別指導塾も展開していますが、オンライン授業に特化して新たに始めたサービスです。
WAMの特徴は「学習塾の運営を通して蓄積された指導ノウハウ・受験情報」と、「整った体制でのオンライン授業」。ZOOMではなく独自の授業システムを使っていて、電話・メール・LINEでの面談も可能。さらに料金もお値打ちで、始めやすいのもメリットです。
WAMの授業時間は1回40分と90分から選べて、料金は下のようになっています(税込)。
学年 | 月4回 (週1回) 40分 |
月4回 (週1回) 90分 |
---|---|---|
小学1〜3年生 | 4,900円〜 | 9,800円〜 |
小学4〜6年生 | 6,400円〜 | 12,800円〜 |
中学1〜2年生 | 7,600円〜 | 15,200円〜 |
中学3年生 | 8,400円〜 | 16,800円〜 |
40分授業なら、月4回でも1万円を切る金額で利用できるのは、大きなメリット。授業に慣れて週2〜3回に増やしても、大きな負担になりにくいです。WAMは学習塾も運営しているため、先生や体制もしっかりしています。
また、90分授業もお値打ちなため、オンラインのほうが合うと感じたら、WAMはおすすめです。
月4回(週1回)・1回40分で受講する場合
40分授業なら、勉強が苦手なお子さんも無理なく続けやすいです。授業を毎週受けることで、少しずつ学習の習慣が身につくはず。英語と数学をしっかりカバーするのは難しいため、ある程度の自主学習は必要です。慣れてきたら、週2回ペースに増やすと良いでしょう。
月8回(週2回)・1回40分で受講する場合
40分授業でも、週2回ペースにすれば80分の学習時間になります。中学生くらいまでの内容なら、英語・数学の基本を固めるには足りるはず。授業以外の日に自主学習をして、リズムを作りましょう。
お子さんの学力が高めの場合、東大生に教えてもらえる「トウコベ」もおすすめ
不登校でも勉強がある程度できるお子さんの場合、東大生に教えてもらえるオンライン家庭教師の「トウコベ」というサービスもあります。
料金は月4回(週1回)90分指導で月2〜2.5万円ほどですが、東大生に教えてもらえること、毎週のように東大生から刺激を受けられるのは大きなメリット。お子さんの現状を踏まえて的確な指導・アドバイスをしてもらえるため、今後を見据えた学習をするなら考えてみてください。
スケジュールとしては上のような形で、週に1〜2回の授業を入れて、あとは自主学習で問題ないはず。質の高い授業で、自宅でも着実に学力を身につけられます。トウコベでは授業がない日も東大生にLINEで質問できるサービスがあるため(追加料金なし)、ぜひ積極的に使うと良いです。
家庭教師なら、不登校のお子さんも1対1指導で安心。授業回数や時間は変更できるため、無理のないスケジュールで勉強を
家庭教師は不登校のお子さんにも向きやすく、1対1指導で質の高い学習ができます。もちろん授業がない日の自主学習は必要ですが、授業があることで理解が深まり、勉強の習慣も身につくはず。紹介したモデルプランも参考に、お子さんが無理なく取り組めるよう家庭教師を活用してください。
また、上で挙げた家庭教師の会社は、無料の体験授業や学習相談を受け付けています。お子さんのこれからのために興味がわいたら、まずは問い合わせてみてほしいと思います。