トライやあすなろなどの家庭教師センターでは、紹介してもらう先生の希望を出すことができます。「こういう先生に教えてほしい」とスタッフに伝えておくことで、相性の良い先生を紹介してもらいやすくなります。
ただ、体験授業などで「どんな先生に教えてもらいたいですか?」とスタッフから聞かれても、「どんな人がいいだろう・・」と迷ってしまうことは多いもの。
そこでここでは、「先生の希望を出すときに考えておくべきこと」を紹介します。子供とも相談して、理想の先生を前もって考えておきましょう。
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家庭教師センターのスタッフに、先生の希望を出すときのポイント
家庭教師センターのスタッフに先生の希望を出すときには、次のポイントについて考えておくと良いです。
【どんな先生が良いか考えるときは、次のポイントをチェック】
- 学歴
- 指導のスタイル(指導の仕方)
- 性別
- 性格・人柄
- 指導の希望曜日・時間帯
- その他細かな希望
これらの項目について、「どんな学歴の先生がいいだろう」「男性か女性、どちらの先生のほうが良いかな」と考えてみてください。
こうして考えたことを、体験授業のときなどに「先生の学歴はあまりこだわりません。男性の先生で、優しく楽しく教えてもらえる人が希望です」のように伝えます。するとスタッフが、希望を考慮して先生を紹介してくれます。
上のそれぞれのポイントについて、詳しく見ていきます。
先生の学歴(高学歴 or こだわらない)
先生の学歴は、勉強を教えてもらう上で大切なポイント。「高学歴な先生ほど良さそう」と考える家庭は多いですが、実はそうではありません。
高学歴な先生はたしかに、難しい問題にも対応しやすいです。ただ、人によってはいわゆる「カタい雰囲気」で、子供が「つまらない・・」と感じることがあります。
逆に平均的な学歴でも、子供としっかりコミュニケーションをとって上手に教えられる先生はいます。
目安として子供の偏差値が55以上(テストで60~70点以上を取れる)なら、高学歴な先生でも子供が指導にしっかりとついていくことができます。
「まずは平均点を取りたい」「勉強嫌いを克服したい」という子供の場合は、それほど高学歴な先生でなくて良く、性格や人柄を重視するほうが良いです。
先生の指導スタイル(優しく楽しく or 厳しめ)
先生によって、指導スタイルは違います。優しく楽しく教えてくれる先生もいれば、厳しく教えてくれる人もいます。
子供もそれぞれ、褒めて伸びるタイプなのか、厳しく教えてもらうほうが良いタイプなのかは違うはずです。
普段の様子から、子供にどんな先生が合いそうかを考えてみてください。
どちらのタイプの先生が良いか迷う場合、家庭教師センターのスタッフに相談すると良いです。また、優しくていねいに教えてもらえる先生は無難なタイプなので、多くの子供にマッチしやすいです。
先生の性別(同性 or 異性)
先生の性別も、希望があれば出しておきましょう。基本的には、同性の先生に教えてもらうほうがオススメです。子供が緊張しにくく、親近感が湧きやすいためです。
先生は指導へ向かう前に、家庭教師センターの事務所で研修を受けています。このとき、「子供とLINEなど、連絡先の交換をしない」「恋愛関係にならない」ということを厳重注意されています。
異性の先生に教えてもらうことで、恋愛などのトラブルになることは少ないですが、万が一ということはあります。強いこだわりがなければ、同性の先生を希望するほうが良いでしょう。
(参考)家庭教師で先生を紹介してもらうとき、異性の講師は大丈夫?同性のほうが良い?
先生の性格・人柄(明るくて活発 or 落ち着きがある)
先生の性格・人柄についても、希望を出しておくと良いです。先生の性格は大きく分けて「明るいタイプ」か「落ち着いたタイプ」に分かれます。
多くの子供に合いやすいのは「明るく楽しい先生」です。こうした先生は子供の興味を引きやすく、勉強に対する前向きな姿勢を作ってくれます。
ただ、子供によっては「あまりテンションが高い先生はイヤ」「落ち着いていて優しい先生のほうがいい」と感じることがあります。子供と相談して、どのような性格の先生が良いかを考えると良いです。
(参考)家庭教師の講師には「熱血タイプ」と「優しいタイプ」の先生がいる。それぞれのメリット・デメリット
先生に指導してほしい曜日・時間帯
家庭教師の先生は、それぞれでスケジュールが違います。先生は大学へ通って勉強していたり、社会人として仕事をしていたりするため、それぞれで空いている曜日や時間帯が違います。
また、子供も部活や習い事などで、空いていない曜日や時間帯があるはず。
そのため「毎週月・水・木・金のどこかで、19時から教えてもらえる先生に教えてほしい」のようにスタッフへ伝えると、予定に合う先生を紹介してもらうことができます。
また、指導の曜日や時間帯は、指導が始まってからでも変更できます。指導のスタート後は、先生と直接連絡を取り合うことになります。そのため電話やメール、LINEなどで保護者が連絡をして、先生と予定を合わせると良いです。
ちなみに毎週のように指導の曜日や時間を変更すると、先生が対応できずにやめてしまうことがあります。そのため「基本は毎週水曜日の19時から。場合によっては相談」のように、固定の曜日を決めて指導してもらうと良いです。
その他、細かな希望
上の項目以外に細かな希望があれば、スタッフへ伝えてみましょう。希望に100%合う先生を紹介してもらうのは難しいですが、できるだけ考慮してもらえます。
- 車で来てくれる先生。
- 子供が漫画やゲームが好きなので、話を合わせられる先生。
- なるべく近くに住んでいる先生。
- テスト前の時期に、指導回数を増やしてもらえる先生。
- 子供の志望高校を卒業した先生。
上のように、スタッフへ出す希望は家庭によってさまざま。家族で相談して、「こんな先生に教えてほしい」というポイントを決めておきましょう。
スタッフ任せにせず、具体的に先生の希望を出すべき
以上が家庭教師の先生を紹介してもらうときに、考えておくべきポイントです。
希望の先生のイメージを考えるのは、場合によっては少し面倒かもしれません。ただ、スタッフにお任せで先生を紹介してもらうと、子供と相性の合わない人が指導に来る可能性があります。
スタッフはしっかり考えて、なるべく子供と相性が良いと思われる先生を紹介してくれます。ただ、判断材料が少ないと、それだけ子供と合わない可能性は高くなってしまいます。
子供のことをよく理解しているのは、やはり保護者や子供自身。そのため先生について具体的な希望を出すほうが、良い人を紹介してもらいやすいです。
30分~1時間も相談すれば、かなり具体的に理想的な先生のイメージを考えることができます。親子でじっくり話し合ってみてくださいね。
希望と大きくずれる先生は、無料で変更できる
希望をスタッフにしっかり伝えて先生を紹介してもらっても、場合によっては相性が良くないケースもあります。家庭教師センターのスタッフは先生を厳選してくれますが、完璧ではありません。
実際に指導がスタートして「この先生はダメだ・・。相性が合わない」という場合、家庭教師センターに連絡すれば無料で変更してもらうことができます。
ただしこの場合、あらためてスタッフが先生とスケジュールの調整や研修などを行ってくれるため、10日~2週間ほどかかることが多いです。この間は授業がストップしてしまうため、自分で勉強を進める必要があります。
また、「あの先生も合わない、この先生も合わない」と交代を繰り返していると、子供の勉強が進みません。「この先生ならやっていけそう」と思えたら、半年~1年は続けて教えてもらうと成績が伸びやすいです。
親子で相談して、相性の良い先生を紹介してもらおう
先生の希望をしっかり考えておくと、相性の良い講師を紹介してもらいやすいです。子供が「この先生なら大丈夫!」と感じれば、先生の説明をスムーズに理解でき、学力が伸びやすいです。スタッフ任せにせず、親子で希望の先生をよく相談してくださいね。
また、家庭教師を頼むときには、体験授業を受けてから利用するべき。各家庭教師センターは体験授業を行っていて、先生の希望も体験のときに出すことができます。体験授業はほとんどの家庭教師センターで無料のため、ぜひ利用してほしいと思います。
なお、家庭教師を探すのに便利なのが「家庭教師比較ネット」というサービス。イトクロという教育系の大手企業が運営していて、人気の家庭教師会社をまとめて検索。1社ずつ問い合わせる手間を省けます。
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