中学生になると勉強の内容が本格的になり、子供がつまずいたり伸び悩んだりすることがあります。こんなとき、頑張るのは本人ではあるものの、「親にできることが何かないかな・・」と思うことは多いもの。
親がしっかりサポートしてあげると、子供が勉強へのモチベーションを保ちやすくなります。逆に「勉強は子供が頑張ることだから」と何もしないと、子供もやる気をなくしやすくなります。
そこでここでは、「中学生が勉強を頑張るために、親ができること」を紹介します。
子供が勉強するために、親ができること7つ
子供のために親ができることは、大きく次の7つ。ほかにもできることはあるかもしれませんが、参考にしてみてください。
【子供が勉強に悩んだとき、親ができるサポート】
- 子供の話を聞いてあげる
- 「やればきっとできると思うよ」と、子供を信じる
- 子供と一緒に、勉強の計画を立てる
- おいしい食事を作ってあげる
- 子供と本屋に行ってみる
- 塾や家庭教師、通信教育を「やってみる?」と勧めてみる
- 「勉強頑張ったら、ゲームを買ってあげよう」と、ご褒美を出してみる
子供の話を聞いてあげる
テストの点数が悪いときや今勉強している内容がわからないとき、子供は不安を感じています。こうした悩みは1人で抱えているとさらに大きくなるため、親が話を聞いてあげるだけでも効果的。「最近は大丈夫?」と不安を引き出してあげましょう。
子供は思っていることを話すだけでも、かなり気持ちがラクになるはず。また、話しているうちに気持ちが晴れてきて、「次のテストで挽回すればいいだけだね。また頑張ろう」と思ってくれることもよくあります。
「やればきっとできると思うよ」と、子供を信じる
勉強で悩んでいるとき、子供は「自分は頭が悪いんじゃないか?」と思っていることがよくあります。そのため「やればきっとできるよ」と元気づけてあげるのも、子供を支えるために効果があります。
誰かに「大丈夫。できるよ」と言ってもらえるだけで、子供はとても嬉しくなります。また、「自分を信じてみよう」と思えるようになります。親がいつも子供を信じていることで、子供もより頑張れるようになるはずです。
子供と一緒に、勉強の計画を立てる
親が数学や英語を直接教えられなくても、「勉強の計画」を一緒に立てることはできます。子供と相談しながら、無理なくこなせるスケジュールを考えてみてください。
- 「1日30分だけ勉強したらどう?」
- 「部活も大変だろうから、とりあえず火・木・土の夜ごはん前に1時間だけ勉強するのはどう?」
こんなふうに、子供の状況にも理解を示しながら提案してみましょう。子供によっては、気持ちを切り替えて頑張ってくれるようになります。
ただ、一緒にプランを考えても、けっきょく自分で勉強できない子供もいます。この場合は塾や家庭教師など、別の方法をあらためて考えるのが良いでしょう。
おいしい食事を作ってあげる
おいしい食事や好きなものを作ってあげるのも、子供が落ち込んでいるときには良いです。
食事を作ってあげても、勉強を頑張るのは子供自身。ただ、「気を使ってくれている」という親の気持ちは理解してくれるため、子供も嬉しく感じるはず。おいしいものを食べると元気がわいてくるので、「また頑張ろう」という気持ちになりやすくなります。
子供と本屋に行ってみる
子供が勉強に悩んでいるときは、一緒に本屋へ行くのもひとつの方法。本屋には参考書や問題集があるため、「買ってみる?」のように言ってみると子供が手に取るかもしれません。
ただし参考書や問題集は、実際に解かないと意味がありません。せっかく購入しても3日で続かないことはときどきあるため、「続けられそう?」と確認してから買うと良いです。
「勉強頑張ったら、ゲームを買ってあげよう」と、ご褒美を出してみる
勉強に対するご褒美を用意することで、子供が勉強を頑張れることも多いです。
- 「次のテストで80点を取ったら、ゲームを買ってあげる」
- 「30位以内に入ったら、スマホを持たせてあげる」
ご褒美はなるべく、「子供が強くほしがっているもの」が良いです。子供が「勉強さえ頑張れば手に入る!」と感じれば、強いモチベーションになります(笑)
ただ、いつもご褒美を用意するのは親にとっても大変。そのためあまり頻繁にこの手は使わず、ここぞというときに使うのがおすすめです。
塾や家庭教師、通信教育を「やってみる?」と勧めてみる
最後の手段として、塾や家庭教師、通信教育などを勧めてみる方法もあります。無理に押し付けないよう、「学校が忙しいかもしれないけど、やってみる?」のように聞いてみると良いです。
塾は友達と一緒に頑張れるため、1人でなかなか勉強できないときは効果的。毎週通うことで、勉強のペースをつかむことができます。子供が友達の通っている塾を知っているはずなので、聞いてみましょう。
家庭教師は友達と一緒に勉強はできないものの、先生に1対1で教えてもらえるのがメリット。集中して頑張りたいときには、家庭教師が有効です。
家庭教師は対応エリアが会社によって違うため、「家庭教師比較ネット」という一括検索サービスが便利です。学年とお住まいの都道府県を入力するだけで地域の家庭教師センターを検索でき、カンタンに資料請求の申込みができます。
通信教育はベネッセの「進研ゼミ」やリクルートの「スタディサプリ」が人気。費用を抑えて家で勉強できるため、自分で勉強するきっかけにすることができます。スタディサプリは最初に14日間の無料おためしができ、スマホで動画を見て学べるため、使ってみるのもおすすめです(※無料期間は申込日が1日目)。
どれが合うかは子供によって違うため、まずは体験授業で確認してみると良いです。子供も最初は気が乗らないこともありますが、体験を受けたり授業が始まったりすると、「また頑張ろう」と思いやすくなります。
親が寄り添う姿勢を見せていると、子供も頑張る気持ちになりやすい
子供が勉強に悩んでいるときは、親も不安になりやすいです。つい子供を怒ってしまうことやイライラすることもあるかもしれませんが、こんなときこそ「子供を理解して、寄り添う気持ち」が大切。
どんな子供も、1歩ずつ進めれば学力は伸ばすことができます。ここで紹介した方法を参考に、子供をしっかりサポートしてあげてほしいと思います。