テレビCMをよく見かけるトライ。大きく分けると3つのサービスがあります。
どの学び方が良いかはお子さんによって違い、メリット・デメリットを知った上で選ぶべき。ここではトライの3サービスの違いを紹介します。
まずは家庭教師・個別指導・オンライン指導の共通点を確認
3サービスの違いを解説する前に、まずは共通点を紹介しておきます。
【トライのサービスに共通する特徴】
- 大学生から社会人まで、幅広く先生が在籍。
- トライ独自の「AIタブレット」を導入。得意・不得意が明確になり、学習効率アップ。
- 映像授業の「Try IT」を無料で利用できる(トライに入会しなくても使える)。
- トライが蓄積している受験情報・教育ノウハウで、「教育プランナー(正社員スタッフ)」がサポート。
トライは家庭教師だけでなく、教育業界の中でも大手の企業。在籍する先生は大学生・社会人・プロまで幅広く、質の高い1対1指導を受けられます。
さらに最近は「AIタブレット」を導入。10分ほどで終わる学習診断をすると、お子さんの得意な分野、苦手な分野がわかります。すると「数学の方程式はできるけど、図形は弱いね」のように力を入れるべき分野がハッキリするため、復習や受験対策に役立ちます。
スマホやタブレットで学べる映像授業の「Try IT」はなんと無料で、AIタブレットや授業との併用でさらに効果がアップ。トライの正社員スタッフである「教育プランナー」も長年の蓄積による情報・ノウハウでサポートしてくれて、トータルで万全の体制が整っています。
家庭教師や個別指導のサービスはほかにもありますが、やはりトライは「さすが大手だな」という充実度。月2〜5万円くらいの費用は見ておく必要がありますが、やはりそれだけの価値・安心感はあります。
「家庭教師のトライ」のメリット・デメリット
先生が自宅へ教えに来てくれる家庭教師。「トライといえば家庭教師」というイメージで、長年定番の人気サービスです。
【メリット】
- 「こんな先生がいい」という希望を出せる。
- 先生が直接教えてくれる1対1指導で、学習効果が高い。
- 周りにほかの人がいないため、集中できる。
- 先生が家に来てくれるため、送迎の手間がない。
【デメリット】
- 友達や周りの生徒さんと一緒に頑張ることはできない。
- 個別指導・オンライン指導に比べて料金が高めで、先生の交通費が必要(月1,000〜3,000円ほど)。
家庭教師は、「とにかく勉強を何とかしたい!」「集中して教えてほしい」というお子さんにおすすめ。
ある程度の意欲があるお子さんなら参考書や映像授業でも伸びますが、成績が低迷していたり、モチベーションが低かったりする場合は、先生が横についてマンツーマンで指導するのが効果的。先生への交通費も必要でトライのサービスの中でも費用は一番高いですが、お子さんが集中して1対1指導を受けられるメリットは大きいです。
「個別指導のトライ(トライプラス)」のメリット・デメリット
「個別指導のトライ」は全国に教室があり、1対1の個別指導を教室で受けられます。家庭教師は先生が家に来てくれますが、個別指導のトライは教室へ通うスタイルです。
ちなみに「個別指導のトライ」とは別に「トライプラス」もありますが、これはトライの直営ではなく、フランチャイズで運営されている教室。個別指導のトライは1対1指導ですがトライプラスは1対2指導で、郊外にも教室があります。
【メリット】
- 教室に通うため気持ちを切り替えやすく、友達や周りの生徒さんと頑張れる。
- 先生が直接教えてくれる1対1指導で、学習効果が高い(トライプラスは1対2指導)。
- 「e-NAVI」という学習プリントを追加料金なしで利用できる。
- 校舎はきれいな環境で、自習室も利用できる。
【デメリット】
- 周りの授業が聞こえるため、場合によっては集中しにくい。
- 校舎へ通う必要がある。
個別指導のトライも先生が直接教えてくれる1対1指導。学習効果が高く、教室での授業はほど良い緊張感もあります。トライの個別教室は清潔感のあるきれいな環境で、お子さんも「ここなら勉強したい」と感じるかもしれません。
個別指導のトライを利用する場合、授業はだいたい夕方〜夜のため、暗くなる時間帯に通う必要があります。お子さんが安全に通塾できるか、送迎ができるかは確認しておくと良いです。
「オンライン個別指導のトライ」のメリット・デメリット
最近人気が高まっているオンライン指導。トライも力を入れていて、家庭教師や個別指導と並んで評判です。
【メリット】
- 自宅で手軽に受講でき、先生が横にいないため緊張しにくい。
- 先生が少ない地域に住んでいても、良い先生に教えてもらえる。
- 授業の予定を変更しやすく、安全性も高い。
- 家庭教師や個別指導に比べて、料金が少しお値打ち。
【デメリット】
- 1対1指導ではあるものの画面越しの授業で、少し質が落ちる。
- モチベーションの低いお子さんだと、授業中にスマホや答を見てしまう可能性あり。
オンライン指導で気をつけたいのは、「先生がお子さんの手元(ノートを書く様子)」を確認できないこと。画面にノートを映すなどである程度は対応できるものの、やはり先生が横についているほうが学習効果は高くなります。
モチベーションが低めのお子さんだと、画面から見えないところでサボってしまう可能性があるため気をつけてください。
ただ、しっかり「勉強を頑張りたい」と思っているお子さんならオンライン指導でも問題なく、安全に授業を受けられます。教室へ通う必要がなく、感染症の心配や異性の先生でも圧迫感や緊張感が少ないです。
料金の相場は「家庭教師 > 個別指導 > オンライン個別指導」の順に高い傾向
ここまで、3サービスのメリット・デメリットを紹介しましたが、最後は料金について。
トライはお子さんに合わせて
- 先生(大学生・社会人・プロ、どんな先生が良いか)
- 授業時間
- 授業回数
- コース(小学生向け・中学生向け・高校受験など)
などを決定。「詳しくはお問い合わせください」となっていて、料金体系が公開されていません。正直なところ不便なのですが、だいたいの目安として、料金は下のようになっています。
【トライの料金目安】
※プランによって変わるため、あくまでも目安です。
家庭教師 | 個別指導 | オンライン | |
---|---|---|---|
小学生 | 月2〜3.5万円 | 月1.5〜3万円 | 月1.5〜3万円 |
中学生 | 月2.5〜6万円 | 月2〜4万円 | 月2〜4万円 |
高校生 | 月3〜7万円 | 月2〜6万円 | 月2〜6万円 |
一番高いのは家庭教師。特に中学生や高校生は受験に向けて授業時間や回数を増やすことも多くなるため、料金は高くなりやすいです。個別指導とオンライン個別指導は同じくらいですが、オンライン個別指導のほうがお値打ちになりやすいです。
ただ、河合塾や駿台のような大手の大学受験予備校は、年間50〜100万円ほどの費用。これに比べるとトライの料金は「高すぎる」というほどではなく、大手サービスの相場くらいではあります。もちろん安くはありませんが、「質の高いサービスは、やはりお金がかかる」ということになります。
トライは家庭教師・個別指導・オンラインとも、内容が充実していておすすめ。お子さんに合わせて選ぼう
トライは家庭教師・個別指導・オンライン指導とも人気で、3つとも先生・教材・サポートが充実しています。中小のサービスに比べると費用は高くなるものの、トータルの内容や安心感を考えると、やはりトライは考えてみる価値があります。
3つのうちどれが合うかはお子さんによって違うため、まずはご家庭で相談、その後は資料請求や直接相談してみるのがおすすめ。教育プランナーの話を聞くだけでも参考になるため、まずは気軽に問い合わせてみてほしいと思います。