不登校になると、1日のほとんどを家で過ごすことになります。ずっと家にいると、気持ちも沈みやすいもの・・。
こんなときには、図書館で勉強するのがおすすめです。
図書館は静かで勉強しやすく、平日に1人でいても事情を伝えれば補導されません。家ではない居場所ができることで、何かが変わるきっかけになることもあります。
不登校の場合、家(自宅)で勉強するのも良いけど、図書館もおすすめ。3つのメリット
家で勉強するのも良いですが、図書館はまた違う良さがあります。大きく3つのポイントがあるため、それぞれ見ていきます。
家とは違う場所に行くことで、気分転換できる
家でずっと過ごしていると、いろんなことを考えやすいです。
- 「勉強、大丈夫かな・・」
- 「これからどうしよう・・」
- 「話せる人、いないな・・」
1人で考え事をすると、ついネガティブなことばかり考えがち。その結果、今の状況を悪いほうに捉えやすくなり、孤独感などにつながってしまいます。
これを避けるために、図書館は効果的。家ではない場所へ行くことで気持ちが上向き、ポジティブに考えやすくなります。
図書館ではスタッフさんと話すこともあり、少しではあっても人と接する機会になります。これも気分転換に効果的で、ときには職員さんが「勉強頑張ってね」と声をかけてくれることもあります。
また、できれば運動がてらに自転車などで図書館に行くと、より気分転換しやすいです。体を動かすことで気持ちも元気になりやすく、沈みがちな気分を強制的に切り替えられます。
図書館が新しい居場所になることもある
図書館は家とはまた違う空間。ゆっくり本を読めるよう、落ち着く雰囲気になっていることが多いです。最近では新しく建てられたキレイな施設も増えていて、近くにこうした図書館があると便利。
定期的に行くようにすると、図書館が新しい居場所になることもあります。
「居場所がない・・」という不安は、精神的にかなりつらいもの。過ごしやすい図書館があることで気持ちのよりどころができ、不登校の状況が変わることもあります。
静かなので、勉強に集中しやすい
図書館は、勉強にも適した場所。もともと静かな上に自習スペースもあるため、集中しやすい環境が整っています。家だとついゲームやマンガなどを手に取ってしまいますが、図書館だとこうした誘惑がありません。
学校は英語や数学などの勉強に加えて体育や音楽などの副教科があり、体育祭・文化祭などの行事もあります。不登校だと時間を自由に使えるため、コツコツ勉強すれば学校より早いペースで進められることもあります。
平日に図書館へ行くと補導される? → 不登校の事情を伝えて、きちんと勉強する気持ちがあれば大丈夫
図書館で勉強するときに気になるのが、「補導されないの?」ということ。
平日に中学生や高校生が学校でない場所にいると、「学校行ってないの?」と声をかけられることがあります。
ただ、図書館の場合は大丈夫。「今は不登校で、図書館で勉強したいんです」と伝えれば、声をかけた人も納得してくれます。
【図書館での補導を避けるためにすること】
- 念のため、図書館に行くときは学校の学生証を持っておく。
- 両親に連絡できるようにしておく(電話番号を控えておく、スマホを持っておく、など)。
- できれば初めて図書館へ行ったときに、スタッフさんへ「不登校で、勉強に図書館を使いたい」と相談しておく(最初だけ親がついていくのも良い)。
最近はスタッフさんも、図書館が不登校の居場所になっていることを理解しています。そのため事情を説明すれば、配慮してくれるはずです。
ただし図書館以外の場所で遊んでいると、補導されてしまう可能性はあります。図書館での勉強を終えたら、まっすぐ家に戻りましょう。また、図書館への行き帰りに見知らぬ人から「学校どうしたの?」と声をかけられたら、返事をせずにすぐ走りましょう。
不登校の場合、図書館は勉強するのにとても良い場所
不登校のお子さんは、家で過ごす時間が長いもの。自宅で勉強することもできますが、気持ちが落ち込みやすかったりゲームやマンガなどの誘惑が多かったりで、集中できないことはよくあります。
図書館はこんなときに便利な場所で、気分転換にもなり、勉強に集中できます。事情を説明すればスタッフの方も理解してくれるので、活用するのはおすすめ。定期的に通って学習を進めれば、学校に行っていなくてもきちんと英語や数学を勉強できるはずです。
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