家庭教師は先生に家へ来てもらうのが基本。ただ、ご家庭によっては「あまり知らない人を家に呼びたくない」「トラブルにならないか心配」という不安もあり、家庭教師会社に相談すれば、カフェのような家以外の場所で教えてもらえることもあります。
ただ、家庭教師は自宅指導がほとんどのため、自宅以外の場所で教えてもらえるかは会社によります。
また、最近はオンライン指導も広まり、ほとんどの家庭教師会社が自宅以外にオンライン指導も対応。そのため、自宅が難しいなら、オンライン指導を考えるのも良いでしょう。
ここでは「自宅ではない場所で家庭教師の授業を受ける場合」を解説します。
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家庭教師は家以外で勉強できる場合もある。まずは相談を
自宅ではない別の場所で勉強を教えてほしい場合、まずは家庭教師会社のスタッフに相談してみてください。
「家とは違う場所で教えてほしいのですが、できますか?」と聞けば、スタッフが答えてくれるはずです。ただし、もしOKの場合、場所はご家庭で指定する必要があります。
筆者は家庭教師会社の事務所で内部スタッフの仕事をした経験がありますが、「カフェで教えてほしい」という依頼も稀にありました。少ないものの、自宅以外を希望するご家庭は意外とあるため、聞いてみてください。
家庭教師の勉強場所として使う、主な場所
家庭教師の授業に使う場所は、主に次のような例があります。
【自宅以外の勉強場所として使えるところ】
- カフェ・ファミレス
- 塾の授業スペース
- 公民館など、公共の自由に使えるスペース
カフェ・ファミレス
カフェやファミレスは、勉強場所として定番。周りには1人で勉強している人や1時間や2時間ほど話している人などがいるため、先生に教えてもらっていても目立ちにくいです。また、ほど良く騒がしいため、これが逆に集中力アップにつながることもあります。
ただしタイミングが悪いと、声の大きな人が隣で話していたり、席がなかったりすることがあります。なるべく静かで、長居しても大丈夫そうなお店を選びましょう。
塾の授業スペース
家庭教師会社が学習塾も運営している場合、塾の教室内にある授業スペースを、家庭教師の指導スペースとして使うことができます。
例として、全国展開している「家庭教師のトライ」や、関東エリアの家庭教師会社である「家庭教師ノーバス」は、個別指導塾も運営していて、家庭教師でも個別教室の授業ブースを利用できます(ノーバスの場合、税込3,300円が教室使用料として必要)。
図書館や公民館など、公共の自由に使えるスペース
図書館や公民館などの公共スペースが、家庭教師の授業に使えることもあります。
図書館は勉強スペースが私語禁止の場合もありますが、雑談をOKしているところも場所によってはあります。公民館のスペースが使えるかは場合によりますが、もし使えそうなら考えてみてください。
自宅以外の場所で教えてもらう場合の注意点
家庭教師会社のスタッフに相談して、自宅以外の勉強場所も見つけたら、授業をスタートできます。ただ、次の3つのポイントにも気をつけておくと、より安心です。
- 周りに迷惑をかけないかは、きちんと確認。
- お子さん・先生のお茶代は、家庭側が払う必要あり。
- 親御さんが授業の様子を見れないため、お子さんに気をつけるよう伝えておく。
1. 周りに迷惑をかけないかは、きちんと確認
カフェやファミレスなどのお店を利用する場合、周りのお客さんに迷惑をかけないか確認が必要です。
家庭教師の授業は60〜120分が一般的。お店によっては「混雑しやすい時間帯は、長時間の利用をお控えください」「勉強などでの長時間利用は禁止です」のような場合があり、店員さんに目をつけられてしまうことがあります・・。
家庭教師は毎週教えてもらうため、同じような曜日・時間に毎週来ていると目立ってしまいます。
できればお店のスタッフに確認できるとベストですが、もし難しいなら「空いていてお店に迷惑をかけないか」「60分や90分くらいの時間を過ごしても、問題なさそうか」をチェックしておくと良いです。
「たぶんここなら大丈夫だろう」と思って勉強を始めても、場所によっては途中で注意されて使えなくなることがあります。するとまた別のところを探さないといけなくなるため、最初に確認しておくべきです。
2. お子さん・先生のお茶代は、家庭側が払う必要あり
カフェやファミレスなどで教えてもらう場合、コーヒーやドリンクバーを注文する必要があります。先生とお子さんの2人分必要ですが、このお茶代は全て家庭側が払います。先生が注文する分を、先生自身に払ってもらうことはできません。
たとえば1回の授業で1人300円のコーヒーを注文すると、2人で600円です。月に4回の授業があると、600円×4回=2,400円の費用が追加でかかることになります。これに加えて先生の交通費もかかるため、自宅ではない場所で教えてもらうと、毎月の料金が上がることは頭に入れておきましょう。
3. 親御さんが授業の様子を見れないため、お子さんに気をつけるよう伝えておく
家で教えてもらう場合、親御さんも勉強の様子を確認できます。
家庭教師の授業をする場所は、子供部屋が一般的。先生がお子さんに教える形で、授業が進みます。ただ、子供部屋のドアに近づいて話し声を聞く、飲み物を持っていくついでに授業を確認するなど、親も様子を見られるため安心です。
これに対して家ではない場所で教えてもらう場合、親御さんが授業の様子を確認できません。お子さんと先生が2人で過ごすことになるため、お子さんに「十分気をつけて、何かあったらすぐに逃げるか、周りの人に助けを求めること」と伝えておく必要があります。
もちろんほとんどの場合、何もトラブルは起きません。ただ、異性の先生に教えてもらう場合などは、心配も大きくなります。万が一を考えておくことが大切です。
オンライン指導を考えてみるのも、ひとつの方法
ここまでは「自宅以外の場所で対面指導を受ける場合」の方法を解説してきましたが、最近はリモートで授業を受けられる「オンライン指導」も人気です。
先生が家へ来ることに抵抗があるご家庭は、まずオンライン指導を検討するのが一般的になっています。カフェや塾の授業スペースなどを利用する方法もありますが、オンライン指導はよりスムーズに始められるため、抵抗がなければおすすめです。
もちろん先生がお子さんの横で教えてくれる対面指導のほうが、学習効果は高くなりやすいです。ただ、スマホやタブレットなどに慣れている今のお子さんはオンライン指導でも十分な場合も多いため、まずは体験してみると良いでしょう。
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スタッフと相談して、最適な環境で勉強しよう
家庭教師は基本的に自宅での授業ですが、家以外の場所で教えてもらうこともできます。対応してもらえるかは家庭教師会社によって違うため、まずはスタッフに相談してみてください。もしOKなら、どこで教えてもらうかを考えて、上で紹介した気をつけるべきポイントも押さえておくと良いです。また、オンライン指導も、合わせて考えてみてください。
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