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【中学生向け】子どもの勉強に計画性がない!計画の立て方と、挫折しないための対策

投稿日:2021年6月17日 更新日:

中学生の場合、勉強は定期テストや高校受験に向けて進めることになります。これらに向けて学力を伸ばすには、計画的な勉強が大切。

勉強はシンプルに言えば、教科書やワークを1ページずつ進めるだけ。ただ、これだと途中で挫折してしまったり、続けられなくなったりしてしまう人は多いです。計画を立てることでこうしたことを防げるため、勉強を始める前に考えておくことが大切。

ただ、「よし、計画を立てよう!」と思っても、「何すればいいんだろう・・」となってしまうことはよくあるもの。そこでここでは中学生向けに、「計画の立て方」を解説します。

勉強は計画も大切!ゴールがハッキリして、期間内に必要な勉強をしやすくなる

勉強は山登りに例えられることがあります。

山登りは「山頂」というゴールを目指して、1歩ずつ前に進みます。ただ、いきなり高い山頂を目指すと、「こんな高いところに登るなんてムリだよ・・」と感じやすいです。そのため「まずは三合目を目指して、次に五合目。そのあとに小屋があるから、そこでも休憩しよう」のように、中継地点を目指して登ります。

勉強もいきなりテスト80点や90点、偏差値60、高校受験などを目指すと、「ムリでしょ」となりやすいもの。そのため「これならいけるかも」という途中の目標を作り、それに向けてどう勉強を進めるか計画を立てることで、目標へスムーズに到達することができます。

また、計画を立てると途中のゴールと最終ゴールがハッキリするため、「こう勉強すればいいんだ」という道筋が見えるのもメリットです。

行き方がわからないと迷ってしまいますが、「この道を行けばいいんだ」とわかれば、前に進むことができます。計画を立てることで、勉強へのモチベーションも上がります。

簡単にできる計画の立て方、4ステップ!(中学生向け)

計画は家で紙があれば作れるため、メリットしかありません。デメリットといえば、計画を立てるのに少し時間を使うくらい。

次の4ステップで、計画を作ってみてください。

  1. 「次のテストが始まるまで30日」「今月中」のように期間を区切り、日数を数える
  2. 「テストまでに、ここまで仕上げる」のように、区切った期間で到達したい目標を決める
  3. 「30日あるから、10日後にここまで終える」のように、途中の目標も決める
  4. 「10日後にここまで終えるなら、今日はここまでやろう」のように、1日ごとの勉強を決める。あとはやるのみ!

1. 「次のテストが始まるまで30日」「今月中」のように期間を区切り、日数を数える

まずは直近の目標を決めましょう。

  • 次のテストまで40日
  • 今日が5月12日だから、今月はあと18日
  • 入試まであと6ヶ月(=180日)

上のように「ここまでに勉強したい」という目標を決めて、日数を数えます。

これで「やらないといけない勉強を、どれくらいの日数で終えないといけないか」がハッキリします。

2. 「テストまでに、ここまで仕上げる」のように、区切った期間で到達したい目標を決める

次に、期間内で終えたい勉強量を書き出していきます。

  • テストまで40日。英語・数学のワークを学校に合わせて20ページ終わらせる。
  • 今月中に、中1数学の復習を終わらせる。
  • 入試まであと180日。まずは全科目の中1・中2の内容を、2ヶ月(60日)で復習する!

上のような感じで、「科目」「使う教材」「進めるページ数」をしっかり決めると良いです。

これで「決めた期間で、これだけ終わらせばいいのか」と実感がわき、やる気もわきやすくなります。

3. 「30日あるから、10日後にここまで終える」のように、途中の目標も決める

次のテストや入試までの期間は、けっこう長い場合が多いもの。目標としては少し先になるため、期間を短く区切って途中の目標も作ると良いです。1週間や10日ごとで、短期目標を決めましょう。

  • 次の月曜までに、英語と数学のワークを6ページずつ進める。
  • 10日後に、英語と数学のワークを10ページ進める。

4. 「10日後にここまで終えるなら、今日はここまでやろう」のように、1日ごとの勉強を決める。あとはやるのみ!

最後に、1日ごとの勉強を決めます。1週間や10日後の目標を日数で割れば、1日に進める量が見えてきます。

  • 次の月曜までに6ページ進みたいから、毎日ワークを1ページ解く。つまり30分〜1時間くらい。
  • 10日後に英語と数学のワークを10ページ進めたいから、英・数のワークを1日1.5〜2ページくらい。

計画を立てても立てなくても、「ワークを1日1〜2ページ」というやることは変わらないかもしれません。

ただ、計画を立てることで、「目標に向けて、自分は前進している」という実感・自信がわいてきます。無計画に勉強すると先が見えず挫折してしまうことがありますが、計画を立てると継続しやすくなります。また、時間が経って「この学習ペースだと遅かった・・」という失敗も防げるため、計画はぜひ立ててほしいと思います。

計画を立てても、その通りに進められないときの原因・解決策

計画は上のように作ることができますが、よくあることとして、「計画を立てるだけで終わってしまった・・」というパターンもあります。

この原因は、大きく分けて次の2つ。

【計画倒れになる原因】

  • そもそも計画を立てるだけで満足してしまう。
  • 計画に無理がある。

計画を立てるだけで満足してしまうパターンは、計画を立て終えて間もないタイミングで起きやすいです。計画に無理があって挫折するパターンは、勉強を少しし始めてから起きることが多いです。

これらの原因を防ぐには、次の4つが有効。親子で頭に入れておくと、計画倒れを避けやすくなります。

【計画倒れにならないための対策4つ】

  • あくまでも「勉強することが大切」と先に理解しておく。
  • 計画を見直して、納得できる範囲で目標を下げる。
  • 「こないだ作った計画は??」と、親御さんがお子さんに声をかける。
  • 家庭教師などで、先生に勉強の進み具合をチェックしてもらう。

あくまでも「勉強することが大切」と先に理解しておく

計画は「立てること」が目的ではなく、「勉強を進みやすくすること」が本当の目的。当たり前のように思えますが、「これでいける!」という計画を立てるだけで満足してしまうことはよくあります(汗)

そのため最初から、「計画と勉強はセット」と覚えておきましょう。「計画は作ってからの勉強が大切だからね」と親御さんから伝えておくと、お子さんも理解してくれるはずです。

計画を見直して、納得できる範囲で目標を下げる

計画を立てても、「いざ勉強を始めたらムリがあった」ということは起きます。

目標が高すぎた場合、修正すれば良いだけ。取り組みやすいハードルに下げましょう。

もちろん最初に決めた目標を下げるのは、お子さんにとって悔しいもの。人によっては「もうやめた」「自分はダメだ・・」となる可能性があります。

ただ、これは目標を直すのは、別に駄目なことではありません。やはり実際やってみないとわからないこともあるため、仕方ない面があります。

高すぎる目標を設定するより、無理のないレベルでこつこつ勉強するほうが、かえって効率が良い場合もあります。勉強が軌道に乗ってきたところで逆に上方修正できることもあるため、ときどき計画を見直しましょう。

「こないだ作った計画は??」と、親御さんがお子さんに声をかける

お子さんの計画倒れを防ぐには、親御さんの協力も大切。「こないだ作った計画、進んでる?」のように、お子さんへ声をかけると良いです。

1人でもくもくと勉強するのは、子供だけでなく大人でも大変。ひとこと聞くだけでも、お子さんは「お母さんが気にしてる。やらないと!」とモチベーションが回復します。

ただ、あまり頻繁に「計画、進んでないじゃん」「どうしたの?勉強しないの?」のように聞くと、逆にお子さんは「小言ばっかり・・」とテンションを下げてしまいます。さじ加減が難しいですが、ときどき声をかけることは効果的です。

家庭教師などで、先生に勉強の進み具合をチェックしてもらう

どうしてもお子さん自身で勉強を進められない場合、家庭教師を利用するのも良いです。

家庭教師の先生は英語や数学の解説だけでなく計画も立ててくれて、それに合わせて宿題も出してくれます。また、英文の書き方や計算の仕方など細かな部分までチェックしてくれて、勉強が苦手なお子さんに向いています。

ただし家庭教師は、もちろん費用がかかります。中学生なら最近は月1.5〜2万円ほどで利用でき、タブレットやパソコンで教えてもらえる「オンライン家庭教師」なら、月1万円台前半から。予算や目的に合わせて選べるため、考えてみるのもおすすめです。

無理のない計画を立てて進められれば、成績・学力は自然に上がっていく!

計画は勉強を進める上で、とても大切。無理のないプランを立てて、それに沿って勉強を進めれば、あまり意識しなくても成績・学力は自然と上がっていきます。勉強を頑張ろうと思ったときにいきなり始める人は多いですが、まずは上で紹介した流れに沿って計画を作ってみてください。

また、自分で計画を立てられない、勉強を進められないときは、家庭教師も効果的。家庭教師の会社を探すなら、「家庭教師比較ネット」というサービスが便利です。地域で人気の家庭教師センターをまとめて検索でき、1社ずつ問い合わせする手間が省けます。

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