家庭教師を利用するときには、良い会社を選びたいもの。まず思い浮かべるのは「家庭教師のトライ」かもしれませんが、家庭教師の会社はほかにもあり、良いサービスもあります。
ここでは、「良い家庭教師会社の特徴と選び方」を紹介します。
ちなみに、家庭教師を探すときに便利なのが「家庭教師比較ネット」というサービス。「ぴったり家庭教師診断」というカンタンな質問に答えるだけで、地域で人気の家庭教師会社をすぐに検索できます。家庭教師を頼むときは、複数の会社を比べることもあるもの。家庭教師比較ネットなら1社ずつ問い合わせる手間がなくなるので、ぜひ使ってみてください。
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良い家庭教師会社の特徴。5つのポイント
家庭教師の会社はたくさんありますが、人気のサービスには次のような特徴があります。
- 運営期間が長い(20年以上)
- 在籍する先生が多い(5万人以上)
- 採用する先生を厳選している(プロ専門・東大生専門など)。
- スタッフの電話対応・体験授業の提案がていねい。
- 質問・相談のサポートがある。
もちろん全てに当てはまると良いですが、上の3〜4点に当てはまれば、良い家庭教師会社といえます。これらを満たして特におすすめの会社は、別ページで紹介しています。合わせて参考にしてください。
運営期間が長い(20年以上)
全体的な傾向として、運営期間が長い会社は「多くのご家庭に、継続して評判の良いサービス」といえます。
【運営期間が20年以上の会社】
- トライ
- 学研
- あすなろ
家庭教師で特に知名度の高い会社といえば、上の3社。20年どころか30年以上の実績があり、それだけ支持されていて、安心感があります。
強引な売り込みをする会社や先生の質が低い会社は、ここまで長く続きません。ネットで悪い口コミがすぐに広まるため、ダメなところはすぐになくなってしまいます。
ちなみに、運営期間が短くても、最近スタートした良い会社もあります。
- トウコベ
- WAM
上の2社はオンライン家庭教師の会社で、比較的新しいです。それでも質の高い指導をお値打ちに受けられるため、考えてみる価値はあります。
在籍する先生が多い(5万人以上)
家庭教師会社には、指導を担当できる先生が在籍(登録)しています。「在籍する先生の数が多いほど良い先生も多く、お子さんにマッチする先生を紹介してもらいやすい」といえます。
目安としては「5万人以上」。これくらいの先生が在籍していれば、良い先生が見つかりやすいです。
ちなみに、主な家庭教師会社の講師数は、下のようになっています(2022年現在)。
会社 | 講師数 |
---|---|
トライ | 33万人以上 |
学研 | 12万人以上 |
あすなろ | 20万人以上 |
ガンバ | 16万人以上 |
有名な会社は5万人以上を大きく上回っていて、幅広いご家庭に対応できる指導体制を整えています。
また、オンライン家庭教師の場合、先生が全国どこからでも指導できるため、採用する人を絞っている会社もあります。上の4社は在籍している先生の多くがオンライン指導に対応できますが、オンライン専門の会社では、講師数が5万人を切るところも多いです。
採用する先生を厳選している(プロ専門・東大生専門など)
在籍する先生をむやみに増やさず、質にこだわる会社もあります。
- メガスタ:高学歴・プロ講師がメインのオンライン家庭教師
- トウコベ:東大生専門のオンライン家庭教師
- キョウコベ:京大生専門のオンライン家庭教師
オンライン家庭教師の会社は上のように、採用する先生を厳選しているところもあります。あまり名前を聞いたことがないかもしれませんが、最近スタートしたサービスが多いため、仕方ないかもしれません。体験を受けて良いと感じたら、利用するのもおすすめです。
スタッフの電話対応・体験授業の提案がていねい
良い会社・悪い会社で特に違うのが、「スタッフの対応」です。
ハッキリ言って電話でも対面でも、スタッフが適当な会社はやめておくべき。
- 電話対応のスタッフが、いかにもバイト。
- 体験授業に来たスタッフが、なんだか適当。
- 体験授業は売り込みばかりで、スタッフが親身になってくれない。
- 公式サイトに書いてある料金と提案された料金に、大きな差がある。
上のような会社は、意外と多いです。
スタッフの対応には、その会社の運営方針が表れるもの。お子さんの大切な勉強を任せるのに、適当な対応や強引な売り込みをするスタッフがいる会社は、選択肢になりません。
質問・相談のサポートがある
良い家庭教師会社は「先生を紹介して終わり」ではなく、スタッフもサポートをしてくれます。
- LINEで質問・相談ができる。
- 電話で進路や受験の相談ができる。
- 定期的に電話やZOOMでの面談がある。
- 電話で問い合わせると、受験情報を提供してもらえる。
あると特に助かるのは、「LINEでの質問・相談」。大手のトライや学研にはありませんが、それ以外の会社では追加料金なしで提供しているところがあります。
【主な家庭教師会社のサポート】
LINEでの 質問・相談 |
電話での 相談 |
面談 | 受験情報 の提供 |
|
---|---|---|---|---|
トライ | ✕ | ◯ | ◯ | ◯ |
学研 | ✕ | ◯ | △ | ◯ |
あすなろ | ○ | ◯ | △ | ◯ |
ガンバ | ○ | ◯ | △ | ◯ |
トウコベ | ○ | ◯ | ◯ | ◯ |
WAM | ✕ | ◯ | ◯ | ◯ |
メガスタ | ✕ | ◯ | △ | ◯ |
良い会社を選んだあとも先生選びを任せきりにせず、きちんと希望を出すことも大切
以上が家庭教師会社の選び方ですが、「ここにお願いしよう」と決めたあとも、まだやるべきことがあります。
入会後は家庭教師会社のスタッフがお子さんにマッチすると思われる先生を紹介してくれますが、このとき、会社任せにしないことが大切。
以下の2点を押さえておきましょう。
学歴だけで先生を判断せず、性別・性格・指導経験などの希望を出す
「良い先生」といえば、「高学歴な先生」と考える親御さんは多いです。
ただ、実際は有名大学・難関大学の先生でも、お子さんに合わないことはあります。
学歴の高い先生は、勉強を頑張ってきたのは事実。ただ、それをわかりやすく教えられるかは、別の能力です。
学歴の高い先生には真面目な人やいわゆる「かたい人」も多く、お子さんによっては「冷たい」「楽しくない」「わかりにくい」と感じることがあります。
単純に学歴だけでなく、「お子さんが積極的に授業を受けたくなるか」も大切なポイント。そのためには、先生の性別・性格・指導経験などの希望も、出しておくと良いです。
「この先生なら楽しいし頑張れる」とお子さんが感じれば、きっと成績は伸びやすくなります。
「今の成績」と「目標」を、家庭教師会社のスタッフに伝える
より良い授業を受けるには、会社を選んだらそれで終わりというわけではなく、ご家庭側も協力する必要があります。そのためには、お子さんの直近のテストや成績表を、家庭教師会社のスタッフに伝えておくと良いです。また、今後もテストや模試があったときには、親御さんから点数を共有しておくとスムーズ。
さらに、「テストで平均点を取りたい」「高校受験で志望校に合格したい」など、今後の目標を伝えることも大切です。現状とゴールがハッキリすることで、先生の指導イメージがわきやすくなります。
「とにかくわかりやすく教えてほしい」というだけだと、先生がお子さんの学力や点数を確かめながら教えることになります。すると先生がお子さんのレベルに合わない説明をしてしまいやすく、わかりにくくなってしまいます。
こちらから提供できる情報は共有することで、より良い指導につながります。
大手はもちろん良いけれど、中小の会社も良心的で良いサービスはある
家庭教師といえば、ほとんどの人がまず思い出すのは「家庭教師のトライ」。これに次ぐ大手が、「学研の家庭教師」です。
ただ、家庭教師は大手だけでなく、中小の会社でも良いサービスはあります。
特に家庭教師は会社そのものよりも「先生」で良し悪しが大きく左右されるため、大手ではない会社でも良い先生を紹介してもらえれば、満足いくことは多いです。
まず大手を候補に考えるのは良いですが、合わせて中小の会社も検討することで、よりベストな会社を見つけられます。
(参考)大手と中規模の家庭教師センター、どちらがいい?それぞれのメリットは?
2〜3社を比べて決めると、良い家庭教師の会社を見つけやすい。まずは体験を
以上のポイントを基準にすれば、良い会社を選べるはず。あとは実際に見てみないとわからないため、体験授業を受けてみてほしいと思います。
できれば2〜3社の会社で体験を受けると、お子さんに合う会社を見つけやすいです。ベストな会社を選んで、お子さんの学力アップに役立ててほしいと思います。
なお、家庭教師を探すのに便利なのが「家庭教師比較ネット」というサービス。イトクロという教育系の大手企業が運営していて、人気の家庭教師会社をまとめて検索。1社ずつ問い合わせる手間を省けます。
家庭教師を頼むなら、なるべく信頼できる会社にお願いしたいもの。家庭教師比較ネットなら複数の家庭教師会社にすぐ相談でき、スタッフの様子・対応などから、ベストな会社を選べます。
家庭教師比較ネットは無料で利用でき、「ぴったり家庭教師診断」で学年やカンタンな質問に答えるだけで、地域で人気の家庭教師会社を提案してもらえます。ぜひ使ってみてくださいね。