子供の学力アップを考えるときに、家庭教師と個別指導どちらを選ぶかは迷うもの。どちらも良いサービスではありますが、それぞれに特徴が違います。子供に合うほうを利用すると、よりスムーズにテストの点数や成績をアップしやすくなります。
ここでは家庭教師と個別指導それぞれの特徴と、どんな子に向いているかを紹介します。
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家庭教師と個別指導塾との違い
まずは家庭教師と個別指導の比較から。下の6つの基準で比べると、2つのサービスの違いは下のようになっています。
家庭教師 | 個別指導塾 | |
---|---|---|
指導形式 | 1対1 | 生徒2〜3 対 講師1 |
料金相場 (週1・90分) |
約15000〜20000円 | 約12000〜15000円 |
使う教材 | 手持ちの教材 オリジナル教材 | 手持ちの教材 |
講師 | 大学生・社会人・プロ | 大学生が中心 |
送迎の必要 | 必要なし | 場合によっては必要あり |
友達 | 作れない | 作りやすい |
家庭教師は月謝が高いイメージがあるかもしれませんが、実は意外と良心的。トライや学研などの大手は月3万円ほどかかりますが、あすなろやノーバスなど、15,000〜20,000円ほどで利用できるところはたくさんあります。多少は家庭教師のほうが高めなものの、個別指導との差は小さめです。
そのため大きな違いは、「指導形式」と「講師」です。
家庭教師は1対1なので、子供の細かいクセやミスなども先生に見てもらえます。個別指導は生徒2〜3人に対して先生が1人のため、子供1人にかけられる時間は少なくなりますが、周りに同学年の子がいて一緒に頑張れるメリットがあります。
また、家庭教師は「やさしい雰囲気の先生がいい」「社会人の先生がいい」など、先生の希望を出すことができます。希望が100%通るわけではありませんが、大学生から社会人まで、求めるイメージに近い先生を紹介してもらえます。
個別指導塾は社会人講師がいるところもありますが、多くの場合は大学生が中心。大学生はお兄さんやお姉さん的な存在として気さくに教えてくれますが、社会人講師に比べるとマナーや指導力は劣ります。ただ、中学内容は大学生でも十分教えられることが多いため、社会人が教えるのとあまり差が出ないこともあります。
家庭教師と個別指導塾、それぞれの向いている人
家庭教師と個別指導塾は正直、「どちらのほうが絶対に良い」とは言い切れません・・。どちらのサービスも学習指導をしてくれることには違いなく、しっかり活用すれば学力は伸びます。そのため、「どちらのほうが自分の子に向いているか?」で選ぶことが大切。
家庭教師と個別指導、それぞれに向いているのは、次のような子供です。
【家庭教師】
- コミュニケーションがあまり得意ではない。
- 細かいミスが多い。
- 家のほうが勉強しやすい。
- とにかく成績が上がらず、集中的に勉強したい。
- 勉強の仕方がわからない。
- 勉強が得意だから、ドンドン勉強したい。
- 経験豊富な先生に教えてほしい。
- 送迎ができない。
【個別指導】
- 友達と一緒に勉強したい。
- 家だと勉強できない。
- 大学生の先生に教えてほしい。
- なるべく費用が安いほうがいい。
子供がどちらに当てはまりそうかを、チェックしてみましょう。
ちなみに管理人は家庭教師も個別指導も経験がありますが、講師の立場からすると、成績を伸ばしやすいのは「家庭教師」です。1人の子供だけに自分の力を集中できるので、複数の子供を1度に見る個別指導より学習効果を高めやすいです。
最近はライザップや英会話など、いろんな業界でマンツーマンやオーダーメイドのサービスが流行っています。子供の勉強も同じことが言えて、少子化が進む中で「集団より個別指導(2〜3対1)、個別指導より1対1」という流れになっています。友達と刺激し合っての勉強を重視するなら個別指導ですが、基本は家庭教師がおすすめではあります。
どちらを選ぶかで迷ったら、3つのポイントを基準に考えよう
「家庭教師と個別指導、どちらが良いかで迷ったときはどうするべき??」
こんなときは、次の3つのポイントを基準に考えてみましょう。
【家庭教師と個別指導で迷うときに考える、3つのポイント】
- 子供が人とのコミュニケーションを好きかどうか
- 社会人の先生を希望するかどうか
- 体験を受けて、どちらが良いと感じるか
子供が人とのコミュニケーションを好きかどうか
子供が人と接することが好きなら個別指導、コミュニケーションが苦手なら家庭教師が向いています。
家庭教師は良いサービスですが、「一緒に頑張る友達がいない」というデメリットがあります。友達と一緒に1人の先生に教えてもらうこともできますが、このパターンは例外。あくまでも1対1が基本です。
個別指導塾の場合は同じ学校の子供が通っていることも多く、一緒に勉強しているうちに仲良くなることがあります。また、自習スペースがあったり授業後は自由に塾で過ごせたりするため、いろんな人からの刺激を受けながら勉強できます。
個別指導塾の雰囲気は合わない生徒には合わないので、子供に向いていそうか考えてみましょう。
社会人の先生を希望するかどうか
社会人の先生に教えてほしい場合は家庭教師、特に希望しないなら個別指導でも良いです。
大学生と社会人では、指導力に大きな違いがあります。管理人の個人的な感覚ではありますが、それぞれの講師は次のような違いがあります。
【大学生講師と社会人講師の違い】
大学生 | 社会人 | |
---|---|---|
学力 | ◯ | ◯ |
マナー | △ | ◯ |
生徒の対応力 | △ | ◯ |
保護者への対応力 | △ | ◯ |
受験に関する知識 | △ | ◯ |
親近感 | ◯ | △ |
数学や英語など、勉強に関する知識は、大学生でも社会人でもあまり変わりません。
ただ、やはり社会人は企業やこれまでの人生経験でさまざまな人と接しているため、生徒や保護者さんへの対応力が違います。やる気がない生徒を上手く褒めて盛り上げたり、保護者さんに子供の様子や学習の状況を説明することで、スムーズに学力を伸ばせる雰囲気作りをできる人が多いです。
大学生は社会人経験や人生経験が少ないですが、逆に「親近感」は大きな強みです。子供がやる気になるのは「先生に馴染めるか」が大きなポイントのため、お兄さんやお姉さん的な感じで教えられる大学生は社会人の先生より子供と上手く接することができることもあります。
体験を受けて、どちらが良いと感じるか
最後の決め手として役立つのは、「体験授業」。家庭教師と個別指導塾はどちらも無料で体験を受けられるため、実際に授業がどんな感じなのか、どんな雰囲気なのか、スタッフが信頼できそうかなどをチェックしてみましょう。
体験を受けてみると肌感覚でわかるため、子供も「家庭教師のほうがいい」のように決めやすいはずです。
子供が体験授業を受けている間や受けたあとは、保護者向けに料金やサービスの説明があります。最近は強引な売り込みをされることは少ないですが、もし押し売りのような提案をされたら、その業者は「結構です」とキッパリ断れば大丈夫です。
ちなみに個別指導塾は近くの塾に問い合わせるしかありませんが、家庭教師は複数の会社をまとめて問い合わせできる「家庭教師比較ネット」というサービスがあります。学年とお住まいの都道府県を入力するだけで、地域の大手・人気の家庭教師会社を一括で検索できます。
家庭教師の中でも、どのサービスを利用するかで迷うことはあるもの。家庭教師比較ネットを使えば資料請求の申込みもカンタンにでき、1社ずつ検索して問い合わせる手間が省けるため、使ってみてほしいと思います(無料です)。
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子供に合うサービスを利用すれば、より成績は伸びやすくなる!
家庭教師と個別指導塾は、どちらが良いかで迷うことが多いもの。ここで紹介した内容を参考に子供と相談すれば、ピッタリなほうを選べるはずです。体験授業も実際に受けてみて、ベストな家庭教師・個別塾を見つけてほしいと思います!