家庭教師を紹介してくれる「家庭教師センター」はトライや学研などが有名ですが、ほかにもさまざまな会社があります。
その中には良い業者だけでなく、悪質な会社もあります。悪質業者を利用すると無駄に高いお金を払うことになってしまうため、注意が必要。
そこでここでは、「悪質な家庭教師センターの見分け方」を紹介します。家庭教師は上手に使えば良いサービスなので、信頼できる会社を利用してほしいと思います。
ちなみに、家庭教師を探すときに便利なのが「家庭教師比較ネット」というサービス。「ぴったり家庭教師診断」というカンタンな質問に答えるだけで、地域で人気の家庭教師会社をすぐに検索できます。家庭教師を頼むときは、複数の会社を比べることもあるもの。家庭教師比較ネットなら1社ずつ問い合わせる手間がなくなるので、ぜひ使ってみてください。
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悪質な家庭教師センターを見分けるポイント
悪質な家庭教師センターには、共通する特徴があります。大きく分けて5つのポイントがあるため、全て気をつけましょう。
【こんな業者は悪質な家庭教師センターの可能性あり!】
- 教材の量が多すぎる。
- 営業スタッフの勧誘が強引。
- 運営期間が短い、もしくはアピールしていない。
- ホームページのデザイン・内容が整っていない。
- 「大学生の家庭教師サークル」「非営利」のようにうたい、訪問で勧誘してくる。
教材の量が多すぎる
悪質な家庭教師センターは、大量の教材を一度に販売しようとします。そして多くの場合、教材代金がとても高額です。
教材の金額は業者によって異なりますが、30万円や40万円ほどかかることはよくあります。つまり悪質業者は家庭教師のサービスを提供しているものの、実は教材を販売して利益を上げているのです。
良心的な家庭教師センターでも、教材を用意しているところはあります。人によっては「教材を販売する家庭教師センター=悪質業者」と考えることがありますが、オリジナル教材を用意していること自体は、悪くありません。その家庭教師センター独自の方針に沿って勉強できるためです。
ですが複数年分の教材をまとめて販売する場合や、「指導で使わない教材もセットになっている」のような場合は注意するべき。複数年の教材を一度に販売するのは、「特定商取引法」という法律で違反とされている「過量(かりょう)販売」にあたります。
営業スタッフの勧誘が強引
多くの家庭教師センターでは、無料で体験授業を受けることができます。ただ、体験のときにスタッフが強引な勧誘をしてくる場合、その業者は悪質な可能性が高いです。
上のように、とにかく入会を迫ってくる業者は、家庭や子供の事情を理解してくれるとは思えません。良心的な家庭教師センターは、スタッフがきちんとこちらの要望を聞いてくれて、「じっくり検討してみてください」と待ってくれます。
ただ、女性は高圧的なセールスに弱いもの。場合によっては営業スタッフを怖く感じて、「思わず契約書に記入してしまった・・」ということがあります。少しでも「これはおかしい」と感じたら、「すいません、やめておきます」と断る気持ちをもっておきましょう。
ホームページのデザイン・内容が整っていない
悪質な家庭教師センターは、ホームページが古くさいデザインだったり、整っていなかったりすることが多いです。スマホやPCなどでホームページをチェックして、「なんだか古いデザインだな・・」と感じたら、そのサービスを利用するのはやめておくほうが良いでしょう。
運営期間が短い、もしくはアピールしていない
良心的な家庭教師センターは「◯年の実績」のように、ホームページで運営期間をアピールしていることが多いです。悪質な業者は運営期間が短い場合が多く、こうした実績をアピールしていません。
ちなみにトライや学研などの大手家庭教師センターも、運営実績をホームページに書いていません。ただ、これらの業者はすでにブランドとして認知されているため、アピールする必要がないのだと思われます。
「大学生の家庭教師サークル」「非営利」のようにうたい、訪問で勧誘してくる
最近は少ないですが、以前は「大学生の家庭教師サークルです」「非営利の家庭教師サークルです」のようなフレーズで家庭を直接訪問して、家庭教師の入会へ勧誘する業者がありました。
「大学生」や「非営利」と聞いて「何だか良さそう」と感じるかもしれませんが、これも悪質業者の場合がほとんどです。
子供の勉強を任せるのに、いきなり訪問してくるよくわからないサービスを利用するべきではありません。信頼できる家庭教師センターを利用するべきです。
悪徳家庭教師センターに騙されないためには?
悪質な家庭教師センターには、以上のような特徴があります。
こうした悪質業者を避けるには、なるべく勧誘を受ける前にホームページをチェックして、関わらないようにするのが一番です。ただ、「もしトラブルに巻き込まれそうな場合、どうすれば良いか?」を紹介しておきます。
万が一のときは、次の2パターンのどちらかで対処しましょう。
【悪質な業者に勧誘されそうなときは?】
- 不審な点があれば、「契約しません」とキッパリ伝える。
- 「消費者センター」に相談できることを知っておく。
不審な点があれば、「契約しません」とキッパリ伝える
体験授業で不審な点があれば、その家庭教師センターは「契約しません」とキッパリ断りましょう。スタッフも暇ではないため、「この家庭は、どれだけ粘っても契約してくれない」と感じたら勧誘をやめてくれます。高圧的な勧誘に怖くなることもあるかもしれませんが、負けずにしっかり断りましょう。
これで帰ってもらえば、あとで続けて強引な勧誘がくることはまずありません。あまりしつこく勧誘すると、悪質業者は事業を続けられなくなってしまう可能性があるためです。
「消費者センター」に相談できることを知っておく
もし高額教材の契約書にサインしてしまったとしても、8日以内なら「クーリングオフ」という制度があります。これは「8日以内なら、契約を取り消すことができる」というルールです。クーリングオフは国の法律で決まっているため、どの家庭教師センターでも適用できます。
ただ、悪質業者はクーリングオフ制度を理解していて、家庭教師の紹介を遅らせるなどして、8日以内の契約取り消しをさせないことがあります。
契約後、もしクーリングオフに不安があれば、国が運営する「消費者センター」に相談できることを知っておきましょう。事情を話すと消費者センターが対応してくれて、契約を解除できたり、間違って払ったお金が戻ってきたりする可能性があります。
実績があり、信頼できるサービスを利用しよう
悪質な家庭教師センターは、特定商取引法という法律が整備されたことで、だんだんと少なくなっています。また、インターネットで悪い口コミはすぐに広がるため、悪質な業者は長続きしないことがほとんどです。
ただ、小規模な家庭教師センターの中にはまだ、こうした業者もあります。心配しすぎる必要はないものの、念のため気をつけておくことは大切です。
なお、家庭教師を探すのに便利なのが「家庭教師比較ネット」というサービス。イトクロという教育系の大手企業が運営していて、人気の家庭教師会社をまとめて検索。1社ずつ問い合わせる手間を省けます。
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