家庭教師で勉強を始めても、「伸びる子」と「伸びない子」がいます。
当たり前ですが、「家庭教師を利用すれば誰でも成績が伸びる」というわけではないため、伸びる子は何が違うのかを知ることは大切。ここではその違いを解説します。
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家庭教師で成績を伸ばすお子さん、6つの特徴
家庭教師で成績が伸びるお子さんは、次のような傾向があります。
- お子さん自身に「点数を伸ばしたい」という気持ちがある。
- 先生との相性が良く、勉強に抵抗がない。
- 先生に「勉強の計画」を立ててもらっている。
- 先生から出された宿題を、しっかりこなしている。
- 先生だけでなく、家庭教師会社にも相談している。
- 親御さんもお子さんの成績に、興味をもっている。
お子さんだけでなく保護者の方に当てはまるものもありますが、それぞれを解説します。
お子さん自身に「点数を伸ばしたい」という気持ちがある
まず、親御さんが一方的に家庭教師をつけても、お子さんの成績は伸びにくいです。「今の点数を何とかしたい」「あの高校に合格したい」という気持ちがないと、お子さんはイヤイヤ勉強することになり、なかなか結果は出ません。
子どもの考え方はシンプルです。興味のないものはスルーして、逆に興味があれば積極的にさまざまなことを吸収するようになります。お子さんの学力を伸ばすには、まず勉強へのやる気があるかを確認することが大切です。
では、「やる気がなかったら、どうしようもないのか」というと、そうでもなく、家庭教師の体験授業がきっかけになることもあります。
実際に家庭教師を体験してみると、意外と楽しく授業を受けられることがわかり、「これなら自分もできるかもしれない・・」と感じるお子さんもいます。
先生との相性が良く、勉強に抵抗がない
大きく成績を伸ばすお子さんは、先生との相性がピッタリ合っている場合が多いです。
家庭教師で教えてもらうとき、「どんな内容を教えてもらうか」も大切ですが、「どんな先生に教えてもらうか」も重要です。
プロのおじさん先生より、若い大学生のほうが、お子さんの成績を伸ばせることがあります。これは「お子さんが大学生の先生を気に入り、話をしっかり聞くようになるため」です。
先生との関係が良ければ、お子さんは「先生のために」勉強するようになります。そしてだんだん勉強自体も好きになり、成績が伸びるようになるわけです。
特に勉強が苦手なお子さんほど、楽しさ・取り組みやすさを重視するほうが効果的。いくらハイレベルな内容を教えられる先生でも、それがお子さんに伝わらなければ、意味がありません。
先生に「勉強の計画」を立ててもらっている
家庭教師の授業は、週に1~2回の場合が多いです。つまり指導以外の時間は、お子さんが自分で勉強する必要があります。
このとき何を勉強すればいいのか分からないと、お子さんは家庭教師の授業でしか勉強しません。
これを防ぐために、先生に自習の計画を細かく立ててもらうと良いです。
「今週は英語と数学のワークを3ページずつ終わらせよう。1日1ページのペースで進めてね」のように先生から指示を出してもらうと、お子さんは迷わず勉強できます。もちろん親御さんから何も言わなくても、先生自身が宿題を日割りで出してくれることも多いです。
先生から出された宿題を、しっかりこなしている
家庭教師で伸びるお子さんは、授業だけでなく宿題もしっかり取り組んでいます。お子さん任せにすると宿題を放置することもあるため、「宿題やった?」と声をかけてあげると良いです。
お子さんによっては「大丈夫だよ」と返事だけして、実際は宿題をしないこともあるもの。ただ、お子さんに「お父さん・お母さんが気にかけてくれている」という意識をもってもらうのは大切。
また、家庭教師の先生は強引に大量の宿題を出すことはなく、お子さんのペースに合わせてやるべきことを指示してくれます。
先生だけでなく、家庭教師会社にも相談している
家庭教師会社は先生を紹介してくれるだけでなく、電話やメールでのサポートも行っています。お子さんが勉強する中で困ったことがあれば、先生だけでなく家庭教師会社にも相談すると良いです。
家庭教師会社はさまざまなご家庭の相談を受ける中で、「このお子さんはこうするべき」というノウハウを蓄積しています。スタッフからも定期的に「先生のご指導はどうですか?」という連絡が来るはずですが、気になることがあればその都度、親御さんから家庭教師会社へ相談するほうがスムーズです。
親御さんもお子さんの成績に、興味をもっている
「お子さんの勉強は家庭教師に任せきり。親は子どもの成績に興味がない」という状態だと、お子さんの成績は伸びにくいです。
しっかり将来を考え、それに向けて勉強するお子さんもいますが、「お母さんやお父さんの期待に応えたい」という気持ちから勉強を頑張るお子さんも多いです。
なるべくお子さんが勉強する様子やテストの点数、成績などに興味をもち、「頑張って勉強してるね」「テストの点数、上がったね!」のように伝えてあげると、お子さんの成績が伸びやすくなります。
仕事や家事が忙しく、なかなかお子さんの様子を確認できないこともあると思います。ただ、その中でもときどき気にかけてあげると、お子さんはやる気を出して勉強しやすくなります。
家庭教師でもお子さんの成績が伸びないことはある・・。4つの原因
家庭教師を利用しても、学力・成績が上がらないお子さんはいます。
この場合の考えられる原因は、大きく4つ。もしお子さんが伸び悩んでしまったら、当てはまるものがないか確認してみてください。
【家庭教師でも成績が伸びない、4つの原因】
- お子さんにやる気がまったくない。
- 担当の先生が、お子さんに合わない。
- 先生が来る日だけ勉強していて、ほかの日は勉強しない。
- 家庭教師よりも学習塾のほうが合う性格だった。
1. お子さんにやる気がまったくない
家庭教師の先生は、英語や数学をわかりやすく教えることはできます。ただ、「いかに勉強へのやる気を高めるか」は、先生だけではカバーしきれないことがあります。
もちろん家庭教師の先生も、さまざまな角度からお子さんのモチベーションを上げようとしてくれます。
- 「今の勉強が、将来のやりたいことにつながるよ」
- 「勉強しておくと、これからの可能性が広がるよね」
- 「山田くんは、やればできるよ!」
ただ、何が響くかはお子さんによって違うもの。何をしてもテストの点数が悪い場合、勉強へのネガティブな気持ちが根深いことが多いです。
いくら先生がわかりやすく教えても、お子さんにやる気がないと、なかなか成績は伸びません。
2. 担当の先生が、お子さんに合わない
家庭教師の先生がお子さんに合わない場合も、成績が伸びにくいです。
先生も人なので、どうしても相性があります。先生もなるべく幅広い生徒さんに対応できるよう努力していますが、合わないお子さんはいるものです。
この場合、家庭教師会社へお願いして、先生を交替してもらいましょう。
3. 先生が来る日だけ勉強していて、ほかの日は勉強しない
お子さんによっては先生が教えに来たときだけ勉強して、ほかの日は宿題や自習をしないことがあります。
上でも紹介しましたが、家庭教師の授業は、週1〜2回のペースが一般的。1回の授業時間は60〜120分ほどです。
授業をしっかり受けるだけでも、勉強していなかったお子さんにとっては大きな前進。ただ、次のステップとして、授業以外の時間も勉強する必要があります。
やはり授業だけでは学習時間が足りず、それ以外の時間で自習をすることは必要。勉強量が増えれば、その分だけ成績が伸びる可能性は上がります。
4. 家庭教師よりも学習塾のほうが合う性格だった
お子さんによっては、家庭教師より学習塾のほうが合うこともあります。
特に友達が多いお子さんや部活を頑張っているお子さんは、周りの友達と一緒に頑張れる塾のほうが合うかもしれません。
- 「高いから家庭教師が良いだろう」
- 「1対1で教えてもらえるから、家庭教師のほうがいいだろう」
上のように親御さんが一方的に家庭教師と決めた場合、「実はお子さんに合っていなかった」ということが起こり得ます。
家庭教師でお子さんが伸びないときの解決策・対処法6つ
以上の原因を踏まえ、学力・成績が伸びないときは、以下の対策を取ってみてください。
【成績が伸びないときにできる解決策・対処法6つ】
- 先生に毎日のやるべきことを、宿題として細かく出してもらう。
- 家庭教師会社のスタッフに相談して、学習のアドバイスをもらう。
- 担当の先生を変更してもらう。
- より指導力のある、プロ家庭教師に変更。
- スタッフが頼りない、良い先生が見つからない場合、家庭教師会社を切り替える。
- 家庭教師がどうしても合わない場合、塾に切り替えてみる。
1. 先生に毎日のやるべきことを、宿題として細かく出してもらう
お子さんが先生が来たときしか勉強しないのは、やる気だけでなく「何をすればいいのかわからない」という場合もあります。
そのため家庭教師の先生に、「明日はワークP12の計算問題、次の日はワークP12の後半の問題、3日目はワークP13」のように、やることを細かく決めてもらうと良いです。
やるべきことがハッキリすることで、お子さんが迷わなくなります。
2. 家庭教師会社のスタッフに相談して、学習のアドバイスをもらう
家庭教師会社のスタッフは先生の紹介だけでなく、志望校や日々の勉強について相談に乗ってくれます。
勉強で行き詰まったとき、まず相談するべきなのは担当の先生。ただ、同時に家庭教師会社のスタッフにも聞いてみると、今の状況に合うアドバイスをもらえることは多いです。
活用できるサポートはしっかり使って、学力アップに役立てましょう。
3. 担当の先生を変更してもらう
相性が良くないと感じる場合、担当の先生を変更してもらうのもひとつの方法。ほとんどの家庭教師会社は、先生の交替を無料で行ってくれます。
これまで大学生の先生に教えてもらっていたなら、経験豊富な社会人の先生を希望してみると良いです。また、逆に社会人の先生に教えてもらっていたなら、気さくな雰囲気で教えてもらえる大学生の先生に教えてもらうのもひとつの方法です。
ただし先生の変更には、1〜2週間ほどかかるのが一般的。家庭教師会社もお子さんにマッチすると思われる先生を探してくれるため、スケジュールの調整や研修にあらためて時間が必要です。連絡すればすぐに変わるわけではないため、頭に入れておいてください。
4. より指導力のある、プロ家庭教師に変更
一般の先生ではなく、より指導力の高いプロの先生に教えてもらうのも、解決策として有効です。
プロ家庭教師は指導経験や合格実績が豊富な先生で、家庭教師会社が高い基準を設けて採用しています。
一般の大学生や社会人の先生にも良い先生はいますが、プロ家庭教師は実力が高く評判の良い先生が揃っています。料金は月5〜10万円ほどと高額ですが、どうしても伸び悩むときは考えてみるのも良いでしょう。
5. スタッフが頼りない、良い先生が見つからない場合、家庭教師会社を切り替える
利用している家庭教師会社を変える方法もあります。
スタッフに相談してもいまひとつ頼りにならなかったり、かわりの先生が見つからなかったりする場合、他社に切り替えることも考えてみると良いでしょう。
家庭教師センターの仕組みはどの会社も似ていますが、中小の会社にお願いしているなら、トライや学研などの大手を利用してみるのも良いかもしれません。あらためて体験授業を受けて、「ここなら大丈夫そうだ」と感じる会社にお願いしてみてください。
6. 家庭教師がどうしても合わない場合、塾に切り替えてみる
「そもそも家庭教師自体が合わないかもしれない」と感じるなら、塾へ切り替えることになります。塾は友達と一緒に勉強を頑張れるため、お子さんがお互いに刺激し合いながら勉強できます。
家庭教師は良い勉強方法ですが、必ずしも全てのお子さんに合うわけではありません。安易に切り替えるのはおすすめしませんが、「これだけ手を尽くしても駄目なのか」という場合は、塾を考えてみてください。
しっかり活用すれば、家庭教師で点数・成績は伸びる!
家庭教師で伸びるお子さんは、ここで紹介したような特徴があります。伸びない場合の対策方法も参考に、家庭教師をしっかり利用してほしいと思います。
勉強は才能やセンスが関係する面もありますが、きちんと取り組めば誰でも一定レベルまで伸ばすことはできます。家庭教師会社と先生を信じて、頑張ってほしいと思います。
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