家庭教師はトライなどの会社に先生を紹介してもらう方法と、先生を親御さんが探して直接契約をする「個人契約」があります。
「スマートレーダー」は、家庭教師の個人契約ができるマッチングサイト。登録している先生に1回60分から授業をお願いでき、料金はメルカリのように授業が終わってから先生に支払われるシステム。先生の質にもこだわっていて、安心して使えるサービスになっています。
個人契約は知り合いの人に先生のお願いをする方法と、個人契約のマッチングサイトや掲示板を利用する方法がありますが、基本的にはどちらもあまりおすすめしません。
理由は、「金銭トラブルやドタキャンなど、問題が起きやすいため」です。
(参考)家庭教師の個人契約で起きるトラブルと、ご家庭の注意点・対策
上のページで紹介していますが、対策はあるものの手間がかかるのが現実。なかなか「先生に任せて安心」というわけにはいかず、個人契約は難しいです。
ただ、スマートレーダーはこうした問題をクリアしていて、おすすめできる内容。個人契約を考えているなら、チェックしてみてほしいと思います。
家庭教師スマートレーダーの特徴・メリット
スマートレーダーの主な特徴は、次の6点です。
- 東工大発のベンチャー企業が運営する家庭教師マッチングサイト。
- 有名・難関大学の大学生のみが登録でき、講師の質を保っている。
- 先生の能力を「見える化」。良い先生を見つける目安になる。
- 料金は大手よりお値打ち。
- 授業の希望は1回1時間から。
- 「家庭教師お探しホットライン」で、運営会社に先生を選んでもらうこともできる。
東工大発のベンチャー企業が運営する家庭教師マッチングサイト。日経電子版でも紹介
スマートレーダーの運営会社はprdという会社で、東工大(東京工業大学)出身の方が立ち上げたベンチャー企業。
スマートレーダーは「東工大発のサービス」ということで認定されていて、それだけきちんと運営されていると言えます。さらにその実績・サービス内容から、大手の新聞、日経(電子版)でも紹介されました。
家庭教師のマッチングサイトや掲示板は、安全性に不安があるサービスもあります。「本当に大丈夫なのかな?」と感じるサイトで先生を探してお子さんの勉強を見てもらうのは、正直なところ微妙。
東工大は理系の最難関大学ですが、スマートレーダーがそのお墨付きを得ているのは、大きなポイントです。
有名・難関大学の大学生のみが登録でき、講師の質を保っている。対面・オンライン指導の両方に対応
スマートレーダーに登録できる先生は、旧帝大(東大・京大・阪大・北大・東北大・名大・九大)・東工大・一橋大・お茶の水女子大・筑波大・神戸大・東京医科歯科大など、有名・難関大学の先生のみ。対面指導とオンライン指導の両方に対応しています。
学歴だけで先生の良し悪しが決まるわけではないものの、やはり先生を見極める上で重要な基準ではあります。スマートレーダーではあえて高学歴な先生のみに限定することで、サイト全体の先生の質を保っています。「あの大学の先生に教えてほしい」という場合、スマートレーダーは役立つはずです。
先生の能力を「見える化」。良い先生を見つける目安になる。初回の体験授業や面談が無料の先生も
先生をトライのような家庭教師会社に紹介してもらう場合、どんな先生かは、授業を受けてみるまでわかりません。
一方スマートレーダーでは、授業を受ける前に先生のプロフィールを見ることができます。先生によっては写真つきでかなりていねいにプロフィールを載せているため、まずまずの精度で良い先生を探せます。
また、スマートレーダーではプロフィールが整っていないと選んでもらえないため、先生も力を入れて作成。初回の体験授業や面談を無料で受け付けている人もいるため、納得した上で授業をお願いすることもできます。
料金は大手よりお値打ち。先生と直接金銭のやり取りはないため安心で、授業料のみ!(入会金・管理費などはナシ)
家庭教師を考えるときに気になるのが、料金。料金相場は下のようになっています。
料金の支払いは「家庭側がスマートレーダーの運営会社に授業料を支払い → 授業実施 → 運営会社から先生に支払い」となっていて、先生とご家庭で直接やり取りする必要がないため安心です。また、必要な料金は授業料のみで、サイトの登録料・入会金・管理費などもかかりません。
ほとんどの家庭教師マッチングサイトはご家庭と先生で授業料の受け渡しをするため、「払ったのに入金されていないと言われる」「親御さんが料金を払ってくれない」のようなトラブルの可能性があります。スマートレーダーは安心な料金システムを導入している、珍しいマッチングサイトです。
【家庭教師の費用相場(月4回・1回60〜90分の場合)】
学年 | 中規模の会社の相場 | 大手の相場 |
---|---|---|
小学生 | 1.5〜2万円 | 2〜3万円 |
中学生 | 1.5〜2.5万円 | 2.5〜4万円 |
高校生 | 2〜3.5万円 | 3〜5万円 |
スマートレーダーでは先生によって1時間の授業料が違い、1時間3,000〜4,000円ほどが一般的(学年問わず)。シミュレーションしてみると、次のようになります。
【スマートレーダーの費用シミュレーション】
先生の授業料 (60分あたり) |
月4回 1回60分 |
月4回 1回90分 |
月4回 1回120分 |
---|---|---|---|
3,000円 | 12,000円 | 18,000円 | 24,000円 |
3,500円 | 14,000円 | 21,000円 | 28,000円 |
4,000円 | 16,000円 | 24,000円 | 32,000円 |
4,500円 | 18,000円 | 27,000円 | 36,000円 |
5,000円 | 20,000円 | 30,000円 | 40,000円 |
※授業回数はご家庭で自由に決められます。
東大の先生は1時間6,000円などの人もいますが、1時間4,000〜5,000円でも京大や阪大などの先生に教えてもらえます。料金も上のように会社を通すよりお値打ちになりやすいため、考えてみる価値はあります。
ちなみにスマートレーダーはご家庭が支払う授業料の25%を運営費として得ていて、残り75%が先生への報酬となっています(例:授業料2万円の場合、5千円はスマートレーダーの利益、1万5千円は先生の給料)。
授業の希望は1回1時間から。単発・短期の利用もできる珍しいサービス
スマートレーダーの使いやすいポイントとしてもうひとつ、「1回1時間から授業をお願いできる」という点があります。
家庭教師会社のほとんどは「月4回60分」のように、まとまった授業回数での契約が必要。スマートレーダーは単発・短期の利用もできるため、状況に合わせて活用できるのがメリットです。
ただ、単発で利用する場合、先生はその都度選ぶことになります。先生も毎週授業が入るご家庭を優先することが多いため、「以前良かった先生にまた教えてもらおうと思ったら、空いていなかった」ということはあります。
「家庭教師お探しホットライン」で、運営会社に先生を選んでもらうこともできる
スマートレーダーではご家庭だけで先生を探すのが難しい場合のために、「家庭教師お探しホットライン」というサービスがあります。
スタッフがお子さんの状況をヒアリング。その情報を元に先生を選んだり、スマートレーダーの使い方をサポートしてくれたりします。
基本的に家庭教師のマッチングサイトは「自分で先生を探したい」という人向けですが、スマートレーダーは誰でも利用しやすいように配慮されています。
先生は2,600名ほど。ただ良い先生にこだわっているため、仕方ない面あり
スマートレーダーのデメリットを挙げるなら、知名度。2023年現在はまだそれほど有名ではないため、登録している先生も2,600名ほどです。
トライは20万名を超えていて、それに次ぐ大手の学研も12万名ほど。大手に比べると、スマートレーダーの講師数は少なめと言えます。
ただ、スマートレーダーはむやみと先生を増やすのではなく質にこだわっているため、仕方ない面はあるかもしれません。
マッチングサイトで家庭教師の先生を探すなら、スマートレーダーはおすすめ
家庭教師のマッチングサイトはあまりおすすめできないサービスが多いですが、スマートレーダーは逆におすすめできる内容。有名大学の先生に限定していて料金の支払いシステムも安心。お値打ちに良い先生の授業を受けられます。
気になるのは在籍する先生が少ないことで、使おうと思っても先生が見つからないこともあります。ただ、最近はオンラインにも対応しているため、より気軽に利用できるようになりました。興味がわいたら、ぜひ使ってみてほしいと思います。