家庭教師でマンツーマン指導を受けるなら、「東大生に教えてほしい」と思うこともあるもの。
東大は日本最高峰の大学として、常にトップを走る存在。入学するための難易度もとても高く、そこに合格した「東大生」は、ひとつのブランドとも言えるほどです。
最近は多くの学生が大学に進学していますが、同時に中学受験やハイレベルな大学受験へのニーズも高まっています。東大生の家庭教師はこうしたときに最適なため、考えてみるのもおすすめ。
ここでは、「東大生の家庭教師」について解説します。
東大生の家庭教師は、「圧倒的な学力の高さ」が最大のメリット!「東大生」を肌で感じられる
東大生のメリットといえば、「圧倒的な学力」。日本トップの大学に入学した彼ら・彼女らの学力は、半端ではありません。
よく「数学や英語の点数が良くても、社会では意味がない」と言われます。ただ、東大に入るための勉強で身につくものは、英数国理社の知識だけではありません。
【東大に受かる人が身につける力】
- ゴールまでの計画をしっかりと練る「目標達成能力」
- 目標に向けて努力する「継続力」
- 現象や問題を深く考え、理解して落とし込む「分析力」
- 一喜一憂せず、結果まで気持ちを保ち続ける「精神力(メンタル)」
最近は学歴にこだわらず、ひとつの分野で素晴らしい結果を残す方もたくさんいます。ですがその一方、安定して高い結果を出せる人には、東大生やハイレベルな受験を勝ち抜いた人が多いのもまた事実。
東大生は勉強を通して上のような力を身に着けていて、これは今後の社会でも大きく役立つ力といえます。
また、家庭教師は1対1で指導を受けられるため、「東大生を肌で感じられる」という最高のメリットもあります。
人は誰しも、長く接している人に影響を受けます。毎週のようにコミュニケーションを取ることで、お子さんが「東大生の感覚」を無意識のうちに吸収できます。
基礎がある生徒向け(テストで平均点・偏差値50)。勉強が苦手な子には不向き
上のようなメリットのある東大生の家庭教師ですが、向き不向きはあります。お子さんが「テストで平均点以下」または「偏差値50に満たない」のような場合、東大生の先生でないほうが良いです。
東大生は確かに頭が良いですが、合理的に考える人が多いため、ドライに感じる面も正直あります。また、小さな頃から勉強ができ、「勉強そのものがけっこう好き」という人も多いです。
そのためお子さんが「勉強が苦手、嫌い」という場合、同じ経験をしたことがある先生に教えてもらうほうが良いです。
GMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)などの私立大学、千葉大・横浜国立大学などの先生など、東大より少しレベルを下げても良いと思います。
東大はもちろん、難関大学を目指すなら最適。早めに指導を受け始めると効果的
平均レベル以上の学力があり、「東大か東工大を目指したい」「一橋に入りたい」「医学部に入りたい」という場合は、東大生に教えてもらうと効果的。ハイレベルな勉強を求める生徒さんに、東大生の家庭教師はしっかり応えてくれます。
できれば早めに指導を受け始められると、その効果はさらにアップします。
低学年の頃から東大生のレベルに慣れると、それが当たり前になります。思い込みとは不思議なもので、「こんなの普通じゃん」と思えると、コンスタントに高い結果を出せるようになります。
東大生の家庭教師は月額が高め。「月3万円以上」を目安に
良いことが多い東大生の家庭教師ですが、デメリットもあります。それは、「月額料金が高くなりやすい」ということ。
料金は会社によって違いますが、「月3万円以上」を目安に考えておくべき。月2万円くらいでは、東大生の授業は受けられません。
ただ、河合塾・駿台・東進など、大学受験の大手予備校は年間50〜100万円かかることも多いもの。これを考えると、東大生の家庭教師が特別に高いというわけではありません。
料金の価値は十分あるが、子供との相性はある。「東大生なら絶対に良い」とは限らないことを理解しておく
料金と合わせて気をつけることとしてもうひとつ、「東大生を過信しすぎない」ということが挙げられます。
東大の先生はもちろん的確な指導をしてくれて、料金の価値は十分あります。ただ、東大生といっても人なので、相性はやはりあります。
場合によってはお子さんと先生が合わない場合もあるため、「この先生は東大だから絶対に大丈夫」のように考えないようにしましょう。
多くの家庭教師センターでは、相談すれば先生の変更をしてくれます。スムーズに対応してくれることが多いため、どうしても合わないと感じる場合は変更のお願いをすると良いです。
料金を抑えるなら「東大生と家庭教師の個人契約」も良いが、受験・進学のサポートもあるほうが良い
最近は家庭教師センター(会社)を通して先生を紹介してもらう方法以外に、「個人契約」も広まりつつあります。
個人契約は「家庭教師センターによるサポートはなく、先生と家庭の間で指導の契約をする」というもの。個人契約をしたい家庭と先生のマッチングサイトがあるため、これを通して契約するのが一般的です。
【個人契約マッチングサイトの例】
個人契約は家庭側にとっては「料金を抑えられる」というメリットがあり、先生にとっては「家庭教師センターにマージンを取られない」というメリットがあります。
ただ、東大生に教えてもらうということは、「今後の受験・進学に向けて勉強を頑張りたい」という目的のはず。
これを考えると、個人契約でただ東大生に教えてもらうより、家庭教師センターのサポートやノウハウがあるほうが安心です。
家庭教師センターは長年に渡って受験情報や指導ノウハウを蓄積していて、先生の指導で足りない面を補ってくれます。東大生講師が多い家庭教師センターはサポート体制にも力を入れているため、金額は上がるかもしれませんが、やはり利用価値はあります。
どうしても「先生の指導さえ受けられればいい」という場合は、個人契約も考えてみてください。
一般的な大手家庭教師センターも良いが、「在籍する講師が東大生中心の会社」もおすすめ
家庭教師センターといえば、トライや学研が思い浮かぶかもしれません。ただ、東大生に教えてほしい場合、ほかの会社も視野に入れるべき。在籍する先生が東大生中心のところもあるため、こうした会社を検討するのも良いです。
東大生の家庭教師で、特に人気・有名なのは次の3社。参考にしてほしいと思います。
講師は東大生のみ!W早稲田ゼミの「家庭教師プレミア(ファースト個別の家庭教師)」
料金の目安 | 1時間5,830円(税込)から |
---|---|
講師 | 東大生のみ |
オンライン授業 | ◯ |
体験授業 | 無料 |
まずは在籍する先生が東大生だけの「家庭教師プレミア」。関東エリアでは有名な、W早稲田ゼミが運営しているサービスです。
W早稲田ゼミは東大生が教えてくれる「ファースト個別」という個別指導塾を運営しています。家庭教師プレミアはファースト個別の先生が自宅に来て、マンツーマン指導をしてくれます。
W早稲田ゼミは大手のため、受験情報やサポート体制も整っています。この指導ノウハウが活かされているため、家庭教師プレミアは授業だけでなく、受験・進学のサポートもしっかりしています。
東大生が約1万人!早稲田・慶応など有名大の講師も多い「東大家庭教師友の会」
料金の目安 | 月3万円から |
---|---|
講師 | 東大生のほか 早慶など難関大生 |
オンライン授業 | ◯ |
体験授業 | 初回無料 以降5,500円(税込) |
「東大家庭教師友の会」も、以前から知られているサービス。運営会社は「株式会社トモノカイ」です。
東大家庭教師友の会は、その名前から「先生は全員東大生でしょ?」と思いがち。ですが東大生をメインとして、早稲田・慶応など、難関大学の先生も在籍しています。
東大家庭教師友の会は家庭教師センターの中では少ない、料金を公式サイト内で公開している会社。月3万円ほどから難関大学の先生に指導してもらえて、手が届きやすい金額です。
東大家庭教師友の会は1992年からスタートしたサービスで現在までに約30年の実績があり、長く支持されるということは「それだけ利用者に満足してもらえている証拠」といえます。ただしW早稲田ゼミやトライなどに比べると、会社の規模・イメージは少し落ちる印象です。
東大への合格実績が豊富な講師による、東大対策コースがある「家庭教師のトライ」
最後のおすすめは、業界トップの「家庭教師のトライ」。トライには「トライ式東大対策コース」があり、東大を目指す生徒に最適なコースとなっています。
トライ式東大対策コースには東大出身の先生もいますが、「合格実績」を重視しています。多くの生徒さんを東大合格に導いた実績豊富な先生が担当してくれて、オーダーメイドカリキュラム・受験や進学情報の専門コンシェルジュなど、サポートも充実しています。
東大生に教えてほしい目的が東大合格なら、トライを考えてみるのもおすすめです。ただし料金はかなり高いため、予算が合うかは要確認です。