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【中学生版】家庭教師の授業で使う教材は?学力別のおすすめ参考書・問題集

投稿日:2019年10月21日 更新日:

家庭教師を頼もうと考えるときに、授業で使う教材をどうすればいいか迷うことは多いもの。家庭教師で使う教材は学校の教科書・ワークで良いですが、余裕があればその他の教材も使うと良いです。

ここでは子供の学習状況に合わせて、おすすめの教材を紹介します。

家庭教師の授業は、手持ちの教材を使うことが多い

まず、家庭教師の授業は、学校で使っている教材で教えてもらうのが一般的。教科書やワークの内容やポイントを解説しながら、復習・予習が進められます。

ただ、家庭教師センターによっては、勉強が苦手な子供向けに教材を用意していることがあります。内容はしっかりしているので使うのも良いですが、費用は確認する必要があります。

家庭教師センターの教材は「中1〜中2の2年間分セットで24万円、分割で月1万円」のようになっていることが多く、「毎月の支払いはそれほど高く見えないものの、実は高額」ということがあります。

教材代が高い家庭教師センターは指導料が安く、教材代に指導料が含まれていることがよくあります。子供が気に入って予算も合うなら家庭教師センターの教材も良いですが、正直なところ、あまりおすすめではありません。

(参考)中学生向けの家庭教師、料金の相場はどれくらい?月謝以外に費用はかかる?

家庭教師の授業に用意しておくと良い、おすすめの教材・参考書・問題集

ここから、家庭教師の授業におすすめの教材を紹介します。授業のときに用意しておけば、スムーズに勉強を進められるはず。子供の学習状況ごとに、使うべき参考書や問題集は変わります。

平均点を取れていないなら、まずは学校の教科書・ワークで十分

子供がテストで平均点を取れないなら、追加で教材を用意する必要はありません。まずは学校で使っている教科書・ワークをしっかりこなしましょう

教科書やワークをわかりにくいと感じる子供もいますが、先生に解説してもらいながらひとつひとつ理解すれば、実はほとんどの場合は理解できます。

家庭教師では先生が子供の様子を見ながら教えてくれるため、わからなければゆっくりと説明してくれます。本当に1問ずつ進めていけば学習のペースは早くなり、授業についていける子と同じように理解できるはずです。

学校の教科書とワークをしっかりマスターするだけでも、テストで70〜80点、場合によっては100点も狙えます。わかりにくいと投げ出さず、家庭教師の先生にじっくり解説してもらいましょう。

余裕があれば、「全学年対応の問題集」も使うと良い

「学校の教科書やワークだけじゃ物足りない」という場合、「全学年対応の問題集」も合わせて解くのがおすすめ。多くの中学校で配布され、中2の冬や中3の春から宿題として出されることが多いです。新学社の「新研究」は有名ですが、同じ形式ならほかの出版社の教材でも大丈夫です。

全学年対応の問題集は、1冊で中1〜3年の内容を復習できるようになっています。単に問題がずらっと並んでいるだけではなく、大切なポイントの確認と問題がセットになっていて勉強しやすいです。繰り返し復習すれば、実力アップに役立つはず。

中学数学のポイントは高校に比べるとコンパクトで、1冊の問題集でもしっかり勉強できる構成になっています。

全学年対応問題集の後半は、入試にも出るような応用問題があります。ここまで解けるようにしておけば、高校受験にも対応できます。ただし難しいので、まずは前半の基本問題・練習問題をしっかり理解した上で解くと良いです。

ちなみに全学年対応問題集は、アマゾンや楽天で購入できません。出版社に問い合わせれば購入できる可能性はあるため、学校で配布されていなければ相談してみてください。

学校の勉強を十分こなせているなら、「進研ゼミ」の併用はオススメ

全学年対応問題集も解いて、その上でさらに余裕があるなら、定番の通信教育「進研ゼミ」も使うと良いです。

進研ゼミはなかなか続かない子供が多いですが、使いこなせればとても良い教材。問題量をこなすにも、応用問題を解くにもぴったりです。ただし勉強習慣がないと続かないので、使うなら学校の勉強をこなせていることが前提です。

進研ゼミは月6,000〜7,000円(まとめて支払うとお得)で9教科全てを勉強できます。家庭教師は中学生の場合、月1.5〜2万円ほど。併用するにも、あまり大きな負担にはならないと思います。

進研ゼミはボリュームが多いので、「まずは数学と英語だけ使おう」など、科目を絞って勉強するのがおすすめ。家庭教師の先生に、問題を解説してもらいながら進めるのも良いです。

>>「進研ゼミ」の公式サイト・詳細

「スタディサプリ」や「スマイルゼミ」は、家庭教師で教えてもらうには不向き

最近はスマホで動画を見ながら学べる「スタディサプリ」や「スマイルゼミ」も人気の教材。ただ、これは動画授業が基本なので、家庭教師の授業で使えません。教材としては良いですが、家庭教師と併用するには不向きです。

スタディサプリは最初に無料体験ができるので、どうしても気になるなら試してみても良いかもしれません。家庭教師と合わせて使えそうだと感じるなら、考えてみてください。

教材は購入しても、解かないと意味がない!子供に合わせて買うべき

教材を用意するときに気をつけたいのは、「購入しても、子供が解かないと意味がない」ということ。子供の成績を上げたい気持ちが強く、「とにかく参考書を買おう」となる人は多いですが、子供が使いこなせなければムダになってしまいます。必ず子供の様子に合わせて、必要な教材を購入しましょう。

また、参考書や問題集は、とにかく「復習」が大切。1度解いた問題でも2度目にサッと解けないと理解しきれていないので、繰り返し解くように子供へ伝えましょう。

【家庭教師で使う教材のまとめ】

  • テストで平均点を取れていないなら、学校の教科書・ワークで教えてもらう。
  • 教科書・ワークをこなせているなら、「全学年対応の問題集」を中心に教えてもらう。
  • これらも十分できているなら、「進研ゼミ」がおすすめ。
  • スタディサプリは不向きだけど、体験で良いと感じたら使うのも良い。

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