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お子さんが発達障害で計算が苦手。原因と対策、おすすめの塾

投稿日:2024年5月21日 更新日:

発達障害のお子さんは、計算が苦手なこともあるもの。

計算は反復練習すればできるようになると考えがちですが、発達障害のお子さんはそれぞれ違い、なかなか計算できない場合もあります。

ただ、計算の仕方や教え方を工夫すれば、意外とスムーズにできるようになることも。

そこでここでは計算が苦手になる原因と、発達障害のお子さんが計算できるようになるための工夫を紹介します。

アプローチの仕方によってはちょっとしたことで状況が変わることもあるため、ぜひ参考にしてみてほしいと思います。

私は塾の講師として15年以上、さまざまな生徒さんを教えてきましたが、中には障がいのあるお子さんやグレーゾーンのお子さんもいました。

発達で気になるところがあるにしても、計算ができないと心配ですよね。

「計算くらいできるようにならないと!」というスタンスで接してしまうとお子さんも嫌がりやすいですが、接し方や伝え方、計算の仕方を工夫すれば、意外とすんなりできるようになることもあります。

計算はこれからも使う場面が多いため、参考になれば幸いです。

大変なこともあると思いますが、じっくりサポートしてあげてほしいと思います。

お子さんが計算を苦手な原因をチェック

小学生 勉強

計算とひとことで言っても、足し算・引き算などのシンプルな計算から、少数・分数・プラスマイナスなど、種類はさまざま。

何が苦手の原因になっているかは、お子さんによって違います。

まずはお子さんがどのような計算でつまずいているのかを知ることで、対策の仕方が見えてきます。

【計算が苦手になる主な原因】

  • 数字の大小・順番がわからない
  • 記号がわからない。読み方とリンクしていない
  • 指を折らないと数えられない
  • 計算が遅い
  • 九九が苦手
  • 筆算(ひっ算)ができない
  • 繰り上げ、繰り下げができない
  • 少数・分数が苦手
  • 図形が苦手
  • 雑に計算してしまう

数字の大小・順番がわからない

小さなお子さんは、数字の大小や計算順番(足し算・引き算より掛け算・割り算が先)を理解していないことがあります。

また、中学の内容では−10と−5のどちらが大きいかで迷うなど、意外と基本的なところでつまずくことは多いもの。

あらためて説明したり、図を書いたりして理解をうながす必要があります。

記号がわからない。読み方とリンクしていない

「a<b」のような不等号がわからないお子さんもいます。

また、分数は「3分の2」と読みますが、分母から読むのがルール。

こうした記号も知っている人からすると当たり前ですが、理解できていないお子さんはいつもつまずくため、苦手の原因に。

あらためて記号も説明する必要があります。

指を折らないと数えられない

1、2、3と、手の指を折らないと数えられないお子さんもいます。

3+5など、ごく基本の足し算・引き算は指でも良いですが、少し難しくなるだけで対応できません。

ただ、指を理解の助けにしているなら、ほかの計算でも手の指を使うと、スムーズに理解できることもあります。

計算が遅い

計算が遅いことも、難しい・苦手と感じる原因。

ただしいきなり速く解こうとしても難しいため、ここはステップを踏むことになります。

ゆっくりでも計算できるのは良いため、お子さんを褒めながら引き続き反復練習をすると良いでしょう。

九九が苦手

九九が苦手なお子さんもいます。

中学生になっても九九で間違えるお子さんは、発達障害でなくても意外といるもの。

九九はただ覚えるだけだと苦痛ですが、ゲームや歌、リズムで覚えると自然に覚えられます。

あまり「さあ勉強だ」という感じではなく、遊び感覚で1の段から順番に進めましょう。

筆算(ひっ算)ができない

study(算数の計算)

筆算(ひっ算)はケタ数の多い足し算・引き算や、掛け算・割り算をするのに便利。

ただ、筆算も計算の仕方を理解しないと、難しいことのように感じるお子さんもいます。

あらためて筆算の方法を説明して、最初はやさしい計算から順番に練習が必要です。

繰り上げ、繰り下げができない

筆算に関連して、繰り上げ(10以上になったら次のケタに1を足す)、繰り下げ(引き算できないときに次のケタから10持ってくる)ができないことも、苦手の原因。

ここもきちんと仕組みを理解した上での反復が必要です。

少数・分数が苦手

少数・分数の計算も、多くのお子さんがつまずきやすいところ。

少数はケタを揃える、分数は分母より分子が大きい場合や通分の仕方など、発達障害でなくてもミスが多いお子さんもいます。

ほかの計算より苦戦するかもしれませんが、ケーキや長方形を分ける図などを書いて、視覚的に理解すると良いでしょう。

図形が苦手

面積や体積、円の公式など、図形の計算もお子さんによっては苦手です。

図形は必ず図が出てくるため、説明にも図を書くと良いです。

また、円周や面積・体積の計算には公式が出てくるため、公式もあらためて説明が必要な場合もあります。

雑に計算してしまう

雑に計算しているとミスが増えやすく、ずっと計算ができないお子さんもいます。

たとえば0と6が似た書き方になってしまったり、ぼんやり計算して+と−を間違ってしまったりと、算数・数学は細かなひとつのケアレスミスが不正解の原因になります。

これが嫌で苦手意識をもつお子さんもいるため、なるべく日頃からていねいに計算する習慣づけが必要です。

計算が苦手なお子さんも、全ての計算ができないわけではなく、「この計算ができない」という弱い部分があるもの。

こうしたあやふやな部分を補強するだけでも、計算力は伸びやすくなります。

ここからは、これまで紹介した原因に合わせた計算の対策・工夫の仕方を紹介します。

計算の苦手を克服するための対策

小学生 勉強

計算が苦手なお子さんも、どういった計算でつまずいているのかを確認することで、それに合わせた対策をとりやすくなります。

計算力をアップさせるアプローチとしては大きく次の4つがあり、それぞれの具体的な方法を紹介します。

  • 視覚を使う
  • 聴覚を使う
  • イメージ力を使う
  • 負担を小さくして楽しく練習

視覚を使う

まずはお子さんの視覚を活用して、計算の仕方を理解しやすくするアプローチ。

計算といえば紙やノートに式を書いて進めますが、視覚的に理解することでイメージがわきやすくなり、ミスを減らすことにつながります。

これには以下のような方法があります。

数えたものにチェックをする

計算が苦手

たとえば「14+17−9×2」のような計算は、頭の中だけで解こうとしても間違えやすいもの。

9×2を計算した18を頭の中で覚えておいて、ほかの数字も計算する必要があるためです。

こうしたときは次の段に14+17−18と書くか、9×2を消して18と書いてチェックしておくなどすると、計算しやすくなります。

「計算したものはチェックする」という工夫を知っておくことで、お子さんが計算をスムーズに進めやすくなるはずです。

図や絵を書く

計算が苦手

計算はルールだけを教えるのも良いですが、かけ算は物が入っている図を描いたり、分数はケーキを4分割した図などを使って説明したりすると、イメージがわきます。

このとき、お子さんに好きなものがあれば、興味をもちそうなものを使うと良いです。

ゲームやアニメに出てくるものを登場させて説明するだけでも、お子さんが興味をもつ場合もあります。

表を使う

表を書いたり、家のトイレなどに貼ったりするのも効果的。

九九の表を貼るのも良いですし、計算の記号を表にしたものを貼るのも良いでしょう。

このとき、無機質な表を貼るより、ちょっと楽しそうなデザインのものを貼るのがおすすめ。

お子さんによってはとにかくやらされることを嫌うことがあるため、お子さんが自分から積極的に眺めてくれそうなものを選ぶと良いです。

方眼・マス目のあるノートを使う

study(算数の計算)

方眼ノートを使うのも、お子さんの計算力アップに効果的。

式や数字を方眼に沿ってていねいに書きやすくなり、図形を描くときにも便利です。

もちろん方眼ノートを使うだけですぐに計算力が大きく伸びるわけではないものの、習慣にすることでこれからの勉強にプラスの影響が期待できます。

聴覚を使う

お子さんの聴覚を活かして計算の練習をするのも効果的。

数学の勉強に聴覚はあまり必要ないように思えるかもしれませんが、意外とさまざまな場面で役立ちます。

九九は歌で覚える

お子さんが九九があいまいな場合、歌で覚えると良いです。

YouTubeなどで九九の歌がアップされているため、それを楽しく聞き流すだけでOK。

口ずさんでいるうちに自然と歌えるようになり、いつの間にか九九も覚えているというわけです。

九九だけでなく、歌で覚えるのは効果的。

面積や体積、単位の歌など、算数・数学に関係する歌もYouTubeにたくさんあり、それっぽい歌をお子さん自身や親御さんが歌ってあげるのも良いでしょう。

思わず笑ってしまうこともあるかもしれませんが、面白いからこそ覚えやすいといえます。

リズムで覚える

中学校の計算は、プラスマイナスの掛け算が出てきます。

  • プラス × プラスプラス
  • プラス × マイナスマイナス
  • マイナス × マイナスプラス

ですが、お子さんによっては混乱して間違えることもあるもの。

これも「プラスとプラスでプラス!プラスとマイナスでマイナス!」のように、リズムで覚えると良いでしょう。

イメージ力を使う

イメージの力も、計算力を高めるのに役立ちます。

「うちの子に想像力なんてあるかな」と感じることもあるかもしれませんが、意外と簡単に活用できるものです。

説明に知っている人・物を登場させる

無機質な数字の計算だけだと、お子さんは興味をもちにくいもの。

こうしたときは、お子さんが興味をもつキャラクターや物を登場させると良いでしょう。

電車が好きなお子さんなら、「のぞみが時速120kmで3時間進むと、何キロ進む?」

ゲームが好きなお子さんなら、「残りのHPが50あるけど、100のダメージを受けた!マイナスいくつになっちゃう?」

など、好きなこと・興味のあることを関連づけることでイメージしやすくなり、計算でも興味をもつ度合いが変わります。

ストーリーで考える

友達や好きなアニメのキャラクターなどを問題の説明に登場させることで、お子さんがストーリーをイメージしやすくなります。

単に数字だけで考えるよりも計算の意味を考えやすくなるため、理解を深めることにつながります。

負担を小さくして楽しく練習

計算が苦手なことを心配して、つい何とか勉強させたくなることもあるもの。

ただ、発達障害のお子さんは、なるべく本人が自分から勉強に向かうよう促したいところ。

そのためには無理なく続けられるよう、負担を小さくすることも大切です。

1度に多くの問題を解かない

計算練習はシンプルな問題を、たくさん反復するのが効果的とされています。

ただ、発達が気になるお子さんは、あまり多くの問題を解こうとすると、逆に算数や数学を嫌いになってしまうことも。

お子さんが集中して取り組んでいれば無理に止める必要はありませんが、様子を見ながら10分や15分をひと区切りに練習するのもおすすめです。

細かく反復する

お子さんによってはワーキングメモリが低めで、1度は理解した計算方法でも忘れてしまうことがあります。

以前に習った内容でもときどき復習することで定着しやすくなるため、計画的に反復する時間を取ると良いです。

楽しくゲーム感覚で取り組む

計算は勉強の一環ですが、ゲーム感覚で取り組むのも良い方法。

興味のあることには積極的になるお子さんも多いため、良い意味で遊びのように練習することで、自然と上達しやすくなります。

「勉強しなさい」とプレッシャーをかけるような伝え方をするのもひとつの方法ですが、「勉強は楽しい」という方向で教えるのも効果的です。

計算力の向上には1対1指導の家庭教師が効果的

発達障害のお子さんの計算力を伸ばすには、ここまで紹介したような工夫が必要。

お子さんがつまずいている問題は、親御さんでも教えられる内容かもしれません。

ただ、なかなかお母さん・お父さんの言うことは聞いてくれないこともあり、親子で解決するのは難しいことも多いです。

そのためできれば家庭教師などで、発達障害の生徒さんの指導経験が豊富な先生に教えてもらうほうがスムーズ。

最近は発達障害コースを設けている家庭教師会社もあり、知識・経験のしっかりある先生を紹介してもらえて、スタッフも今後の勉強や進路の相談に乗ってくれます。

特に先生が充実していてサポートの体制も整っている、おすすめの4社を紹介します。

足し算・引き算・かけ算・割り算や少数・分数、中学の基本的な計算などは、親御さんが教えられる内容ではあります。

ただ、お子さんにとって親御さんから教えてもらうのが嫌な場合もあるため、必要に応じて家庭教師を考えるのも良いでしょう。

家庭教師は最大手のトライも良いですが、発達障害のお子さんにはよりきめ細かく寄り添う指導・サポートが必要なため、ほかの会社もおすすめです。

家庭教師サクシード:LD・ADHD・ASDコース

家庭教師サクシード発達障害

対応エリア 全国
教材 手持ちの教材
サポート
(電話・メール)
費用の目安
(税込)
1時間4,730円〜
オンライン指導

サクシードは上場企業で、規模の大きな家庭教師会社。

塾や学校、教育機関などにも先生を紹介していて、経験豊富な先生が多数。

発達障害の生徒さんを多数指導している先生や教育心理学を学んだ先生なども在籍していて、計算が苦手なお子さんも特性を踏まえた指導が期待できます。

また、サクシードは体験授業でのカウンセリングが「これからの学習提案が具体的で、とても良かった」と評判で、上場企業のため運営スタッフの対応もしっかり。

体験授業も実際の担当となる先生で受けられて、入会後のミスマッチがなく安心です。

サクシードは「ペンタスkids」という学童クラブも運営しているため、発達障害についての情報を日々アップデートしています。

発達障害のお子さんは、計算だけでなく勉強に関するさまざまなことが気になるもの。

サクシードは授業が始まったあとも不安や気になることを相談しやすく、おすすめの会社です。

▶️「家庭教師サクシード」公式サイト・詳細

家庭教師のサクシードは上場企業で運営体制が整っています。

私がお話を聞いたときもスタッフの方はとてもしっかりされていて、体験授業でお子さんに合わせて細かく提案しているのが好評とのことでした。

公式サイトの口コミを見ても、親身な対応で入会を決めたご家庭は多いため、まず相談してみるのにおすすめの会社です。

家庭教師ファースト:発達障害コース

家庭教師ファースト

対応エリア 全国
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ファーストも全国でサービスを展開する、規模の大きな家庭教師会社。

ファーストではお子さんの様子を細かくヒアリングして、適切な勉強ができるよう専用の学習ツールを活用。

お子さんの計算力も無理なく伸ばせるよう、先生とスタッフが連携してサポートしてくれます。

また、実際に担当となる先生で体験授業を受けられて、勉強の指導だけでなく、先生とコミュニケーションをとる時間もあります。

「家庭教師ファースト」公式サイト・詳細

発達障害のお子さん専用コースがある会社はまだ少なく、ファーストはそのひとつ。

サクシードのように上場企業ではないものの、全国展開で運営体制がしっかり。

担当予定の先生で体験授業を受けられるため、お子さんとのミスマッチも少ないです。

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ノーバスは関東・東海エリアでサービスを展開する会社。

関東を中心に「個別指導塾ノーバス」という学習塾も運営しているため、関東エリアの学校事情にも詳しいです。

不登校や発達障害のお子さん専用コースである「こころの未来」では、専門のスタッフが計算が苦手なお子さんの状況をヒアリングし、「いかに学習環境を整えるか」を提案。

また、先生への研修も細かく行い、成功体験を積み重ねてもらう・ほめて伸ばす・お子さんの自尊心を大切にする、などの具体的な指導方針を共有しています。

さらに親御さん向けに「安心こころの相談室」という窓口もあり、さまざまな問題の悩みを聞いてもらえるのも特徴で、安心して利用できる家庭教師会社です。

「家庭教師ノーバス」公式サイト・詳細

ノーバスは関東・東海エリアで家庭教師を考えるなら良い会社。

「こころの未来」コースは関東エリアならお子さんの進路を含めた相談もしやすく、「安心こころの相談室」は心配が多い親御さんも助かります。

まとめ

発達障害で計算が苦手なお子さんは計算すべてができないわけではなく、自分の中で理解できず、つまずいたままの場合がよくあります。

原因を突き止め、それに合わせたアプローチをすることで、スムーズに解けるようになることもあるものです。

ここで紹介した対策や工夫を親御さん自身がお子さんと一緒に取り組めれば良いですが、時間もかかるためできれば家庭教師を利用するのはおすすめ。

サクシードは上場企業でしっかりとした体制かつ親身なサポート、ファーストやノーバスもきめ細かい指導や相談に力を入れています。

家庭教師の先生がきっかけでお子さんの気持ちが変わることもあるため、興味がわいたらまずは話を聞いてみてくださいね。

発達障害で計算が苦手なお子さんは、それぞれに苦手の原因が違います。

何でつまずいているかをチェックして、お子さんに合わせた対策をとることが大切。

家庭教師は費用がかかってしまいますが、プランは予算に合わせて相談でき、話を聞くだけでも参考になるかもしれません。

親御さんも心配が多いと思いますが、お子さんを先生と一緒に応援しましょう!

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